2016.01.20 経験者応募数が6倍に!今すぐ自社HPを更新した方が良い理由
私は7年間、アニメゲーム漫画業界に特化した求人、採用のお手伝いをしてきました。その中で、会社の記事も記事のPVも同じくらいなのに明らかに応募が行く会社と行かない会社の違いがありました。当初は「私達の書いた記事の良し悪しか?」と思ったのですが、何度読んでも大きな違いがあるとは思えません。また、採用条件も募集職種もほとんど同じ。それなのに1社だけ半端なく採用が進む会社さんがありました。
しばらくこの謎が解けなかった我々ですが、ある日人材の方とお話をさせていただく機会があり「どうやって応募企業を決めますか?」と複数の方にご質問した所、納得行くご回答を頂くことができました。それは「求人記事を見て気になった会社のHPを見て、良さそうなら決めます」というものです。我々は求人媒体として自社メディアに載せている記事しか見ていなかったのですが、企業HPがそんなに重視されているものなのか・・・?と思い、その他の登録会員にもメールでアンケートを募りました。その結果、有名企業であれば風評などで決めることもあるが、中小企業やメーカー以外の会社さんの場合は該当HPを見てから応募するか決定する、という意見が転職希望者の7割を占めました。
果たしてどんなHPであれば皆応募しようと思っているのか?更に「同じくらいの売上規模、同じような給与設定、同職種募集」の中で特に応募率、採用率が高い会社さんと、そうでない会社さん(前者に対し、こちらは1/6の応募率、採用は0)について細かく調べてみると、下記のような事がわかりました。
◆応募/採用の多い会社の特徴1:自社HPに採用サイトがある
当然のように聞こえますが、これが出来てない会社さんは意外とあります。
採用サイトがそもそも存在しない、または採用職種について「予定無し」と書いてあったり、求人媒体で募集している職種が掲載されていないのは、人材にとってかなりマイナスに映ってしまいます。
求人広告では募集をしているけれど、実際はそこまで力を入れたい訳では無いのか・・・?と思っている人材もいらっしゃいました。しかし、人材ニーズは地味に変わります。そんな時のためにとっておきの方法として、「現在採用は〇〇さん(求人サイト)で公開しています。コチラをクリック!」と書きリンクを貼るだけでもまだギリギリOKです。(応募の多い会社さんの中にはこの手を使っている会社さんもありました)・・・とはいえ、採用ページが出来ていればOK!では全くありません。その理由とは・・・
◆応募/採用の多い会社の特徴2:情報配信が活発
2016年にも元気に活動しているのに、HPは2011年で止まっている・・・大変よく見かける例です。他社からの外注を受けるときにも、HPの時が止まっていると情報が古く不利に動いてしまうことが多々ありますが、採用も同じ。たとえばこれまでラクジョブからの応募が多かった企業様のHPを調べてみると、自社スタッフにほぼ毎日社内ブログを書かせているという会社がありました。
こういった会社自身の積極的な情報配信は、人材が採用され入社した後でも応募前とのイメージのずれを生みにくくする効果があります。実際に、ほぼ毎日社内ブログを更新しているある会社さんはラクジョブから20人以上の人材を採用していますが、4〜5年かけて採用した彼らはそれから1人も辞めていません。
「情報配信とは言っても、書くことがそんなに無い!」とお思いでしょうか?実はこちらの会社さんもほとんど内容は社内の雰囲気を伝えるだけのものでした。最近社長がハマっているゲームは・・・とか、社内の女子が最近見つけた美味しいカフェスポット!とか、あるいは男性陣がオススメする近所のラーメン屋紹介でもOK。とにかく何でも良いのです。そういった情報発信が会社の雰囲気やイメージを正しく応募者に伝え、お互いの距離を縮めることができます。十把一絡げの、全て同じような宣伝文句が並んだ求人広告だけを凝るよりも、自社のHPのファンを1人でも作ってしまう方がライバルは減ります。
◆応募/採用の多い会社の特徴3:イメージを一律化している
私は今まで年間延べ1000社の会社さんを毎日訪問し、名刺交換をやってきました。交流会にも毎月参加しています。しかしその中でも印象に残る会社さんと残らない会社さんがあります。そして、印象に残る会社さんは1割にも満ちません。
彼らの共通点は「ちょっと捻った自己紹介を持っていること」。例えば「杉並区でアニメ制作をしています。グロス請けが主です。」、「秋葉原でゲーム開発をしています。出向も可能です。」というような自己紹介は、正直とてもありふれています。人材にとっても同じです。「杉並区のアニメ下請け会社」「秋葉原のゲーム下請け会社」。以上!・・・しかし同じような会社が、一体どれだけ沢山あるでしょう。「杉並区」が「練馬区」、「秋葉原」が「新宿」になったとしても同じ事です。
ここで言う「捻った自己紹介」は「杉並区でアニメ制作をしていますが、美少女を可愛くエロく描くのがとにかく得意です」や「秋葉原でゲーム開発をしています。シューティングゲームへの熱い想いがあり、シューティングゲーム制作であれば負けません」というようなものです。つまり、その会社を覚えられる特徴があるということ。これらは仕事を取る際の文句のように聞こえますが、実は人材も会社に対して個性が欲しいと願っています。「美少女が得意なアニメ会社」「STGに情熱のあるゲーム会社」というだけで、大きな特徴が作り出せます。可能であれば、どれだけ自分達がこだわりを持っているのかについて毎日ブログを書いても良いくらいです。捻りこそが人材を惹きつけるのです。
いかがでしょうか?9割の会社さんが、この3つを実践出来ていないと思います。確かに求人広告は人が採れます。しかし、皆が求人広告を使っているからこそ、自社HPの充実に時間をかけて欲しいととみに願います。
これらのHP制作や、それでもやっぱり求人広告に興味がある!という方は下記よりお問い合わせ下さい。
しばらくこの謎が解けなかった我々ですが、ある日人材の方とお話をさせていただく機会があり「どうやって応募企業を決めますか?」と複数の方にご質問した所、納得行くご回答を頂くことができました。それは「求人記事を見て気になった会社のHPを見て、良さそうなら決めます」というものです。我々は求人媒体として自社メディアに載せている記事しか見ていなかったのですが、企業HPがそんなに重視されているものなのか・・・?と思い、その他の登録会員にもメールでアンケートを募りました。その結果、有名企業であれば風評などで決めることもあるが、中小企業やメーカー以外の会社さんの場合は該当HPを見てから応募するか決定する、という意見が転職希望者の7割を占めました。
果たしてどんなHPであれば皆応募しようと思っているのか?更に「同じくらいの売上規模、同じような給与設定、同職種募集」の中で特に応募率、採用率が高い会社さんと、そうでない会社さん(前者に対し、こちらは1/6の応募率、採用は0)について細かく調べてみると、下記のような事がわかりました。
◆応募/採用の多い会社の特徴1:自社HPに採用サイトがある
当然のように聞こえますが、これが出来てない会社さんは意外とあります。
採用サイトがそもそも存在しない、または採用職種について「予定無し」と書いてあったり、求人媒体で募集している職種が掲載されていないのは、人材にとってかなりマイナスに映ってしまいます。
求人広告では募集をしているけれど、実際はそこまで力を入れたい訳では無いのか・・・?と思っている人材もいらっしゃいました。しかし、人材ニーズは地味に変わります。そんな時のためにとっておきの方法として、「現在採用は〇〇さん(求人サイト)で公開しています。コチラをクリック!」と書きリンクを貼るだけでもまだギリギリOKです。(応募の多い会社さんの中にはこの手を使っている会社さんもありました)・・・とはいえ、採用ページが出来ていればOK!では全くありません。その理由とは・・・
◆応募/採用の多い会社の特徴2:情報配信が活発
2016年にも元気に活動しているのに、HPは2011年で止まっている・・・大変よく見かける例です。他社からの外注を受けるときにも、HPの時が止まっていると情報が古く不利に動いてしまうことが多々ありますが、採用も同じ。たとえばこれまでラクジョブからの応募が多かった企業様のHPを調べてみると、自社スタッフにほぼ毎日社内ブログを書かせているという会社がありました。
こういった会社自身の積極的な情報配信は、人材が採用され入社した後でも応募前とのイメージのずれを生みにくくする効果があります。実際に、ほぼ毎日社内ブログを更新しているある会社さんはラクジョブから20人以上の人材を採用していますが、4〜5年かけて採用した彼らはそれから1人も辞めていません。
「情報配信とは言っても、書くことがそんなに無い!」とお思いでしょうか?実はこちらの会社さんもほとんど内容は社内の雰囲気を伝えるだけのものでした。最近社長がハマっているゲームは・・・とか、社内の女子が最近見つけた美味しいカフェスポット!とか、あるいは男性陣がオススメする近所のラーメン屋紹介でもOK。とにかく何でも良いのです。そういった情報発信が会社の雰囲気やイメージを正しく応募者に伝え、お互いの距離を縮めることができます。十把一絡げの、全て同じような宣伝文句が並んだ求人広告だけを凝るよりも、自社のHPのファンを1人でも作ってしまう方がライバルは減ります。
◆応募/採用の多い会社の特徴3:イメージを一律化している
私は今まで年間延べ1000社の会社さんを毎日訪問し、名刺交換をやってきました。交流会にも毎月参加しています。しかしその中でも印象に残る会社さんと残らない会社さんがあります。そして、印象に残る会社さんは1割にも満ちません。
彼らの共通点は「ちょっと捻った自己紹介を持っていること」。例えば「杉並区でアニメ制作をしています。グロス請けが主です。」、「秋葉原でゲーム開発をしています。出向も可能です。」というような自己紹介は、正直とてもありふれています。人材にとっても同じです。「杉並区のアニメ下請け会社」「秋葉原のゲーム下請け会社」。以上!・・・しかし同じような会社が、一体どれだけ沢山あるでしょう。「杉並区」が「練馬区」、「秋葉原」が「新宿」になったとしても同じ事です。
ここで言う「捻った自己紹介」は「杉並区でアニメ制作をしていますが、美少女を可愛くエロく描くのがとにかく得意です」や「秋葉原でゲーム開発をしています。シューティングゲームへの熱い想いがあり、シューティングゲーム制作であれば負けません」というようなものです。つまり、その会社を覚えられる特徴があるということ。これらは仕事を取る際の文句のように聞こえますが、実は人材も会社に対して個性が欲しいと願っています。「美少女が得意なアニメ会社」「STGに情熱のあるゲーム会社」というだけで、大きな特徴が作り出せます。可能であれば、どれだけ自分達がこだわりを持っているのかについて毎日ブログを書いても良いくらいです。捻りこそが人材を惹きつけるのです。
いかがでしょうか?9割の会社さんが、この3つを実践出来ていないと思います。確かに求人広告は人が採れます。しかし、皆が求人広告を使っているからこそ、自社HPの充実に時間をかけて欲しいととみに願います。
これらのHP制作や、それでもやっぱり求人広告に興味がある!という方は下記よりお問い合わせ下さい。
このブログを書いた人
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平田 悠貴ビ・ハイア株式会社副社長 » 詳細プロフィール
ラクジョブ運営会社で2番目に偉い人で現場で1番偉い人。東京都在住。学習院大学文学部哲学科出身。ラクジョブはこの平田さんがいなかったらもっと前になくなっていたでしょう。アニメをみて、作画が良いと良く感動して泣きます。