2016.01.05 新卒募集 ガンダムUCとマックス・ウェーバーを繋ぐ人材募集中
ガンダムUCとマックス・ウェーバーを繋ぐ人材募集中
この文章はラクジョブに載せた文章ですが、こんな文章を書くことが応募者に求められている、と言う事で転載しておきます。ガンダムとマックス・ウェーバーという一見すると関係ない話について紹介します。
アップル創業者であり、iPhoneを作ったスティーブ・ジョブズはかつて『点と点を繋ぐ必要がある』と言いました。「点と点をつなぐ」は、スタンフォード大学の卒業式スピーチで披露されたエピソードです。無駄だと思ってるものや、関係ないと思ってるものを繋ぐ力が大切だ、と言う風にジョブスは言っています。
そういう意味では、ガンダムとマックス・ウェーバーなどは全くもってかけ離れた概念でしょう。ガンダム好きは多いですし、マックス・ウェーバーもあるいみ哲学オタクには知られた有名な人です。そのままではただのアニメ好き、哲学オタクです。
しかし、この両方を繋げて新しい価値を生む。これはなかなかできません。アニメゲーム漫画も大好きでありながら、漫画や小説以外の読書も月100冊以上するからこそ書ける。こう言う文章をビ・ハイアは求めています。
え?これがなんの役に立つか?簡単に役に立つとわかるものほどつまらないものはありません。わかりやすいもの、すぐ実践できるノウハウでは大きな変革は生み出せません。地道な読書と思考の積み重ね、ベンチャーの割に基礎を大事にするビ・ハイアです。ちなみに書いたのはビ・ハイア2015年4月入社、2015年3月早稲田大学卒業の松村です。
あけましておめでとうございます。
本日2016年1月4日、今日から仕事始めという方も多いと思います。2015年年末と2016年3が日皆さんいかがお過ごしでしたか。
紅白歌合戦、ガキ使、カウントダウンライブ、K-1、カウントダウンTV、第九、芸能人格付けチェック、箱根駅伝などTV番組を見たり、実家に帰省したり、旅行に行ったり、好きなアニメゲーム漫画を楽しんだりと、色々な年末年始の過ごし方をされたかと思います。
ちなみに私は、「機動戦士ガンダムUC」(ユニコーン)を1~7話まで一気見していました。もう何度目になるかわかりません。ガンダムUCは近年の名作アニメの中でも最高のクオリティと感動を与えてくれます。今回は、そんなガンダムUCとマックスウェーバー「学問としての政治」とアニメゲーム漫画業界の転職という一見全く関係ない3つのある共通項について話をします。
ガンダムは知ってるけどガンダムUCは知らないと言う人はこちらを観てください。
ガンダムもガンダムUCも知らないという人はこの映像を見てとにかく格好いいと知ってください
機動戦士ガンダムUCは、ファーストガンダムから連なる宇宙世紀を舞台にした劇場アニメです。主人公のバナージ・リンクスとザビ家の頭首オードリー・バーン(ミネバ・ラオ・ザビ)との出会いから「ラプラスの箱」と呼ばれるとある秘密を巡る物語が始まります。もしまだ見ていない方がいたら、BDやDVDで是非一度見てみてください。
さて、第6話、物語の終盤一歩手前で主人公のバナージは、強化人間であるマリーダ・クルスにこう言われます。「バナージ。例えどんな現実を突き付けられようと、”それでも”と言い続けろ。自分を見失うな。」この言葉が最後まで彼の心を支え、彼の心を後押ししました。例え、どんな状況、現実の中でも、「それでも」と言い続ける彼の姿は、ガンダムUCの一つのテーマでもあります。
ガンダムUCとマックス・ウェーバーの共通点?
そして、ガンダムUCの原作である小説を書かれた福井晴敏が知っていたかどうかはわかりませんが、1919年に書かれたマックスウェーバーの「学問としての政治」にも、これと似た文言が存在します。マックスウェーバーと聞いてもあまりピンと来ない人も多いかもしれないので簡単に説明すると、彼はドイツの社会主義者で、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」などの有名な本を書いています。第1次世界大戦が終結して間もなく亡くなりました。プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神と聞いても、何のことやらさっぱりだと思いますが、非常にわかりやすく噛み砕いて言うと、プロテスタンティズムと呼ばれる当時のカトリックに対する対抗勢力の掲げる倫理、考え方、行動理念が現代にまで至る資本主義システムの精神的土台になっているということが述べられています。
一般的には社会学者と言われていますが、よく読んでみると社会と社会に関わる人間との関係についての熱い主張が見えてきます。学問としての政治は、マックスウェーバーが政治と政治家のあり方に関してマックスウェーバーが学生相手に講義した内容を基に編纂されています。政治家には、情熱、責任感、判断力の3つの資質が必要であると分析的に述べつつも、本書の末尾は「どんな事態に直面しても”それにもかかわらず!”と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への”天職”を持つ。」という一説によって締められています。
両者は一見全く関わりを持ちませんが、個人の世界に対する参与のあり方について共通点を見ることができます。そして、これは転職、あるいは仕事のあり方についてもよく言われることでもあります。アニメゲーム漫画業界に属する企業の求人を8年以上手伝ってきた中で、各社が嫌う転職者の特徴の一つが「状況を言い訳にして転職しようとすること」です。仕事が大変だから、人間関係が良くないから、給与が安いから、様々挙げることはできますが、状況に対する不満を改善できず、状況から逃げてきた人が歓迎されることは稀です。(ただ、パワハラ、セクハラなどの明かな暴力的違法状態の場合は例外と言えます)
しかし、実際には90%以上の人が原因を抱えて転職しようとします。目的のために状況に関わらず転職を選択する人はごく少数です。世の中の中途採用のほとんどはある程度の妥協の上での採用かそもそも企業が状況から逃げているかのどちらかです。ちなみにラクジョブを運営しているビ・ハイア株式会社では中途採用は行わず、新卒採用のみ行っています。
逃げの選択肢として為された転職は大概いい結果を生みません。その証拠に転職は繰り返せば繰り返すほど年収が下がります。
そして、アニメゲーム漫画は状況に関わらず高付加価値を作り出すことができます。東洋経済ONLINEの調査によると、2015年12月の「従業員1人当りの営業利益ランキング」では、モンストのミクシィが2位、パズドラのガンホーが3位、サンリオが50位、グリーが56位、東映アニメーションが156位、と名だたる日本企業と肩を並べて、あるいは頭一つ飛び抜けて高い利益、高付加価値を実現しています。好景気、不景気に関わらず、アニメゲーム漫画業界を引っ張り、日本経済を切り開く会社はどんな人を求めるのか。それはやはり、自分を取り巻く状況に負けることなく「それでも」と言える人だけです。
この文章はラクジョブに載せた文章ですが、こんな文章を書くことが応募者に求められている、と言う事で転載しておきます。ガンダムとマックス・ウェーバーという一見すると関係ない話について紹介します。
アップル創業者であり、iPhoneを作ったスティーブ・ジョブズはかつて『点と点を繋ぐ必要がある』と言いました。「点と点をつなぐ」は、スタンフォード大学の卒業式スピーチで披露されたエピソードです。無駄だと思ってるものや、関係ないと思ってるものを繋ぐ力が大切だ、と言う風にジョブスは言っています。
そういう意味では、ガンダムとマックス・ウェーバーなどは全くもってかけ離れた概念でしょう。ガンダム好きは多いですし、マックス・ウェーバーもあるいみ哲学オタクには知られた有名な人です。そのままではただのアニメ好き、哲学オタクです。
しかし、この両方を繋げて新しい価値を生む。これはなかなかできません。アニメゲーム漫画も大好きでありながら、漫画や小説以外の読書も月100冊以上するからこそ書ける。こう言う文章をビ・ハイアは求めています。
え?これがなんの役に立つか?簡単に役に立つとわかるものほどつまらないものはありません。わかりやすいもの、すぐ実践できるノウハウでは大きな変革は生み出せません。地道な読書と思考の積み重ね、ベンチャーの割に基礎を大事にするビ・ハイアです。ちなみに書いたのはビ・ハイア2015年4月入社、2015年3月早稲田大学卒業の松村です。
あけましておめでとうございます。
本日2016年1月4日、今日から仕事始めという方も多いと思います。2015年年末と2016年3が日皆さんいかがお過ごしでしたか。
紅白歌合戦、ガキ使、カウントダウンライブ、K-1、カウントダウンTV、第九、芸能人格付けチェック、箱根駅伝などTV番組を見たり、実家に帰省したり、旅行に行ったり、好きなアニメゲーム漫画を楽しんだりと、色々な年末年始の過ごし方をされたかと思います。
ちなみに私は、「機動戦士ガンダムUC」(ユニコーン)を1~7話まで一気見していました。もう何度目になるかわかりません。ガンダムUCは近年の名作アニメの中でも最高のクオリティと感動を与えてくれます。今回は、そんなガンダムUCとマックスウェーバー「学問としての政治」とアニメゲーム漫画業界の転職という一見全く関係ない3つのある共通項について話をします。
ガンダムは知ってるけどガンダムUCは知らないと言う人はこちらを観てください。
ガンダムもガンダムUCも知らないという人はこの映像を見てとにかく格好いいと知ってください
機動戦士ガンダムUCは、ファーストガンダムから連なる宇宙世紀を舞台にした劇場アニメです。主人公のバナージ・リンクスとザビ家の頭首オードリー・バーン(ミネバ・ラオ・ザビ)との出会いから「ラプラスの箱」と呼ばれるとある秘密を巡る物語が始まります。もしまだ見ていない方がいたら、BDやDVDで是非一度見てみてください。
さて、第6話、物語の終盤一歩手前で主人公のバナージは、強化人間であるマリーダ・クルスにこう言われます。「バナージ。例えどんな現実を突き付けられようと、”それでも”と言い続けろ。自分を見失うな。」この言葉が最後まで彼の心を支え、彼の心を後押ししました。例え、どんな状況、現実の中でも、「それでも」と言い続ける彼の姿は、ガンダムUCの一つのテーマでもあります。
ガンダムUCとマックス・ウェーバーの共通点?
そして、ガンダムUCの原作である小説を書かれた福井晴敏が知っていたかどうかはわかりませんが、1919年に書かれたマックスウェーバーの「学問としての政治」にも、これと似た文言が存在します。マックスウェーバーと聞いてもあまりピンと来ない人も多いかもしれないので簡単に説明すると、彼はドイツの社会主義者で、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」などの有名な本を書いています。第1次世界大戦が終結して間もなく亡くなりました。プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神と聞いても、何のことやらさっぱりだと思いますが、非常にわかりやすく噛み砕いて言うと、プロテスタンティズムと呼ばれる当時のカトリックに対する対抗勢力の掲げる倫理、考え方、行動理念が現代にまで至る資本主義システムの精神的土台になっているということが述べられています。
一般的には社会学者と言われていますが、よく読んでみると社会と社会に関わる人間との関係についての熱い主張が見えてきます。学問としての政治は、マックスウェーバーが政治と政治家のあり方に関してマックスウェーバーが学生相手に講義した内容を基に編纂されています。政治家には、情熱、責任感、判断力の3つの資質が必要であると分析的に述べつつも、本書の末尾は「どんな事態に直面しても”それにもかかわらず!”と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への”天職”を持つ。」という一説によって締められています。
両者は一見全く関わりを持ちませんが、個人の世界に対する参与のあり方について共通点を見ることができます。そして、これは転職、あるいは仕事のあり方についてもよく言われることでもあります。アニメゲーム漫画業界に属する企業の求人を8年以上手伝ってきた中で、各社が嫌う転職者の特徴の一つが「状況を言い訳にして転職しようとすること」です。仕事が大変だから、人間関係が良くないから、給与が安いから、様々挙げることはできますが、状況に対する不満を改善できず、状況から逃げてきた人が歓迎されることは稀です。(ただ、パワハラ、セクハラなどの明かな暴力的違法状態の場合は例外と言えます)
しかし、実際には90%以上の人が原因を抱えて転職しようとします。目的のために状況に関わらず転職を選択する人はごく少数です。世の中の中途採用のほとんどはある程度の妥協の上での採用かそもそも企業が状況から逃げているかのどちらかです。ちなみにラクジョブを運営しているビ・ハイア株式会社では中途採用は行わず、新卒採用のみ行っています。
なぜ新卒中心の採用活動を行っているのですか?という質問に清水有高社長が答えました
逃げの選択肢として為された転職は大概いい結果を生みません。その証拠に転職は繰り返せば繰り返すほど年収が下がります。
そして、アニメゲーム漫画は状況に関わらず高付加価値を作り出すことができます。東洋経済ONLINEの調査によると、2015年12月の「従業員1人当りの営業利益ランキング」では、モンストのミクシィが2位、パズドラのガンホーが3位、サンリオが50位、グリーが56位、東映アニメーションが156位、と名だたる日本企業と肩を並べて、あるいは頭一つ飛び抜けて高い利益、高付加価値を実現しています。好景気、不景気に関わらず、アニメゲーム漫画業界を引っ張り、日本経済を切り開く会社はどんな人を求めるのか。それはやはり、自分を取り巻く状況に負けることなく「それでも」と言える人だけです。
このブログを書いた人
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清水 有高ビ・ハイア株式会社 代表取締役社長 » 詳細プロフィール
アニメゲームマンガ専門求人サイトラクジョブ 運営会社代表。アニメ超好き・ゲーム超好き・マンガ超好き。アニメゲームマンガはBlu-rayも、ゲームも、マンガもジャケ買いが楽しい。後、読書大好き。マンガ以外に一月1,500冊以上読む読書家。アニメゲームマンガに囲まれて生きるためにこの会社を作ったような人。