2015.12.22 新卒募集 平田悠貴 副社長が伝える ビ・ハイアはこんなに大変で辛くて楽しいぞ
こんにちは。ビ・ハイアの副社長平田です。平田は平田悠貴という名前ですが、女の子です。女性で、20代の内にベンチャー企業の副社長に就任し、私生活を充実させつつもバリバリ仕事をして売上を上げ、会社を背負い、取引先からも信頼されています。年収も平均的な20代女子よりかなり高く安定しており、月に1度は映画館に行って2本立て映画を見るのが趣味です。その他に最近は岩盤浴にもハマっていて、週に2回は行っています。最近は出社しないで好きな場所に最新のiPad Proを持ち込み、クッキー食べつつソイラテ飲みながら仕事してます。勉強も欠かさず、毎日10冊くらいの本(小説やマンガは除く。書籍のみ)を読むようにして知識を入れつつ、健康面にも気を払っています。プライベートもうまく行っています。
・・・と聞くと、もはや胡散臭いくらいの「勝ち組」のキャリアウーマン感ですね。ハイ。でもこれが平田です。何故私はこんなことになってしまったのか?就活をしていた頃の私は、ベンチャーに入るなんて恐ろしい事はつゆ程も考えていませんでした。何しろ私の就活を始めた当初の夢は「毎日9時〜17時の間にコピー取ったり茶を淹れ、17時以降は家に引きこもる毎日を送り、月末には20数万が振り込まれる社会人生活」です。社会を舐めすぎですね。もしこれを読んでいる方で、そんな社会人生活を夢見ている人がいたら考え直してください。そんな仕事は無い。当時の私は派遣社員と正社員の違いもわからず、社会人になってから年金を払うということもよくわからず、会社と名の付くものは全て東京の格好良いビルの中にオフィスを持っていて、私1人くらい茶を淹れていても毎月20数万振り込めるくらいの余裕の内部留保を保持しているもんなんだろうと思っていました。
そんな私がビ・ハイアの面接を受けることになったのは、「志望していた一流企業の選考に全部落ちた」からです。当然ですね。社会を舐めきってるんですから。でも私はその当時、全く働きたくもなければ働きたいと思うような仕事も見つけられなかったのです。しかしたまたま自分がちょっと好きなアニメやマンガを扱っている会社があり、「とりあえずじゃあインターン」という事で仕事を始めたのがビ・ハイアと関わるきっかけでした。
結論から言いますが、ベンチャーなんて入ったらもれなく地獄です。私はベンチャーの意味もわからず「小さい会社だけどもう他が無い」と思って入りました。しかしインターンから採用に至る条件は「120万の売上を2ヶ月以内に上げること」。当時のサービス価格は低い順に25万、45万、60万です。一番高いプランでさえ2つ売らなければいけません。毎週土日を潰して社長が営業ノウハウを教える時間を作りました(1日10時間くらい)。どんどん入っては辞めていく同期。多分私が採用されるまでに12人くらい入って即辞めたと思われます。内定が出てから辞めた、というよりはインターンや面接期間中の辞退なのでいわゆる退職とは少し違いますが、その当時はそんな違いも分かっていませんでした。とにかくこの会社沢山辞めるな〜でした。
それでもインターンを何とか合格し、卒論を書き、さあ1月から3月までは遊ぶべ!!と思っていたら、取締役に呼び出されました。私ともう1人の内定者(こいつはしばらくして辞めた)が呼ばれた先はカラオケルーム。扉を閉めると取締役は怒鳴りました。「1月からたるんでるんだよ!!!売上上げる気あんのか!!!!!」な・・・無いですよ・・・だって学生じゃん・・・とも言えず、その日からまた仕事です。毎朝5時半に起きて、寒い寒い会社までの道を泣きながら走っていました。それでも売上が上がらない。死にたくなります。というかこの会社に入ってから何度「死にたい」と呟いたかわかりません。どうですか?入りたくないでしょう?ベンチャーなんて。
それからも色々ありました。当然入社した後も、キレてくるお客さんとか、キレてくる弊社社長(最近はキレなくなりました)とか、辞めていく同僚とか、色々ありました。入社して2年目には取締役になりましたが、責任が増えただけで何も変わりません。役員という事で売上が不振なら給与は遅配されます。支払われるのがいつかなんてわかりません。そして何より困ったのは、経営について理解するために数字を読まなければいけなかったことです。貸借対照表とは?損益計算書とは?営業利益?経常利益?これら全てを理解しなければ到底話についていけないのです。数字が大嫌いだったのに毎日数字と向き合う恐怖は生半可なものではありませんでした。
こんな感じで入社後は何年も死にたい日々が続きます。その間にも新人が沢山入っては辞めてゆきました。でも、じゃあ何故私はいつまでも在籍していたのか?2つ理由があります。「悔しかったから」と「何があるかわからないから」です。「悔しい」というのは、いわゆる負けず嫌い根性です。各方面から怒られたり「若い何も知らない零細企業の女の子」扱いを受けるたびに、「お前がいつか土下座してくるまで許してたまるか」と、辞めることをプライドが許さなかったのです。怖い。そしてもう一つ「何があるかわからないから」。
毎回仕事で死にたいとか辞めたいとか思うたびに「もしビ・ハイアを辞めたら」という想像をするのです。多分、今よりは大きい会社で派遣か契約社員として働き、大学時代の友達らへんと結婚して、会社まで1時間半かかる郊外に家を借りて子供が出来て、生涯年収1〜2億円・・・・・・うわあ・・・・死にたい・・・・・・そっちの方がよっぽど死にたい・・・。そんな先が見えている人生なら、もう今すぐ死んでしまいたい。今でもそんな20年先まで読めそうな未来があると想像すると背筋が寒くなり、悲しくなり涙が浮かびます(書きながら泣いてる)。せっかく生まれたからには先の見えない人生、もっと良くなるかもしれない人生、何があるかわからない人生の方が良いに決まっている。それが私の哲学なのです。
ベンチャーが上手く行くなんて誰も言ってくれません。起業した会社が10年後に潰れている割合は93.7%です(中小企業白書 経済産業省)。私は起業4年目のビ・ハイアに入ってからそのデータを知り、「うちの会社は潰れる方だな」と思いました。それでも在籍していたのは、「もしかしたら」残るかも知れない、それならどれだけ面白いだろうか!と思ったからです。ビ・ハイアは2015年12月28日で11年目を迎えます。私が入ってから7年間、何一つとして先の読めることはありませんでした。毎日毎日が精一杯で、自分の行動や言動が正しかったかなんてもうわかりません。大きなお客さんを失ったこともあったし、友達からの信頼を失うこともありました。代わりに得たのは「損益計算書と貸借対照表の読み方」とか「これまで知り得なかった世界に住んでる人々」「新しい出会い」とかです。
でも何よりも、「保証の無い人生」です。保証は自分が作るものですが、何が起きるかなんてわかりません。最初に書いたキラキラした生活も、明日から突然無くなるかもしれません。マジで。責任は重い。期待も大きい。外部が与えてくれる保証は1つも無い。それでも、圧倒的に面白い。これがビ・ハイアです。っていうかこれがベンチャーです。この文章を読んで「ビ・ハイアは無いかな・・・」と思う場合は、正直ベンチャー系は全部やめた方が良いでしょう。あなたの思い描いているささやかな幸せは全部吹き飛びます。その代わり、思いも寄らない世界が待っています。それが幸せか?自分で考えて決めて下さい。少なくともLOUIS VUITTONやHERMESのバーキン、ケリーを買って、アニメゲームマンガに好きなだけお金を使えて、趣味にもお金を使え、時間もある程度自由。その上で知性も磨けて岩盤浴や温泉に行ってリラックス出来るくらいは幸せです。
ビ・ハイア株式会社 募集職種 コンサルタント
報酬 勤務形態
コンサルタント 新卒募集 初任給26.5万円〜 常勤 月曜〜土曜日朝9〜20,21時まで勤務 残業代完全支給、有給消化率100%。先輩出身校 滋賀県立大学、学習院大学、早稲田大学、専修大学、日本大学大学院等。
興味がある人は下記からに問い合わせてください。画像が表示されない場合はthanks@raku-job.jpまでお問い合わせ下さい。
平田悠貴仕事ギャラリー こんな感じで仕事してます
このブログを書いた人
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平田 悠貴ビ・ハイア株式会社副社長 » 詳細プロフィール
ラクジョブ運営会社で2番目に偉い人で現場で1番偉い人。東京都在住。学習院大学文学部哲学科出身。ラクジョブはこの平田さんがいなかったらもっと前になくなっていたでしょう。アニメをみて、作画が良いと良く感動して泣きます。