2016.02.13 新卒採用 一年間ビハイアで働いた床井が考える 社会人になり責任を取るということ
この記事は私が社長から叱られて、その叱られた後『これからも新卒で入社しててくる人が同じように叱られる。その人の為に今叱られた気分、そしてどう乗り越えようとしてるのかを書こう』と言われ、叱られた直後から書き始めた記事です。
1年経ちました
ビ・ハイアの床井です。私はこの会社で新卒として働き出して丁度一年が経ちます。ビ・ハイアは自社サービスを運用するベンチャー企業であり10人未満の小さな会社であり、早朝に5時間半の読書を週に6日間実行している会社であり、色々な意味で普通の会社とは違います。その中で一年を社会人として過ごした私ですが、今日社長に叱られました。怒鳴ったり暴力ではなく、論理的に諭されました。内容は「社会人としてちゃんとしろ」ということです。社会人とはなんであり、ちゃんとするとは何を意味するか。この記事はそんな事柄について入社1年目の私が考えてみたという記事です。ビハイア志望の人にとっては(そうでない人にとっても)、社会で働くということがよくわかると思います。参考になれたら幸いです。
働くことは学生の想像を完全に超えている
社会の中で働くという事の意味を正しく理解して就活に臨んでいく学生は存在しません。
ついつい私も生意気な態度を取ってしまいます。(写真は単にスタッフ全員でディズニーシーに行った際にとったモノです。眩しかっただけですが、良い感じの表情なので掲載します)
ほとんどの学生はせいぜい経験していてもアルバイトだと思うので当然といえば当然なのですが、学生と社会人は日々過ごす時間の質がまるきり違うからです。何が違うかと言えば、シンプルな事で「仕事は他人のためにするものだ」という前提が入り込んでくるのです。
学生気分は通用しない!ビシッと言われます。実際は殴られたりは一切ありません。
私は学習院大学というところを出ました。それなりに偏差値の高い大学です。そんな学生に共通する特徴があると思います。それは、「良き学習者である」ということです。テキストを読んで良く理解し、先生のいう事を忠実に守る。大学であれば自主的に学問をすることも有るかもしれませんが、学生として「優秀な人」、というのはつまり「良き学習者である」ことを意味します。さて、ビジネスマンとして「優秀な人」とはどんな人のことを言うのでしょうか。それは「他人の事を喜ばせてお金を得る人」の事です。ビジネスマンとしての評価は、どれだけ他人の事を喜ばせているかで計られます。
そしてその評価は売り上げなり報酬なりという形で極めて明確に表現されます。よく学生気分を引きずるな、と言われますが、学生と社会人は評価の軸からして根本的に異質なものなのです。学生にとってビジネスマンになると言うのは、パソコンで言えばOSをまるきり入れ替えるくらいのインパクトがあります。いえ、それどころではなく、ブラウン管テレビをIphoneに作り変えるくらいの変化なのです。
激しい成長痛を覚える
およそ一年が社会人になって経過しましたが、私自身もこうした激しい変化の真っ只中にいます。その途中において必然的に生じるのは、激しい成長痛です。20数年かけて強固に強固に作り上げてた「消費者」であり「学習者」としての自我を基礎から根本的に作り変えていくのですから、強い違和感を最初感じると覚悟していてください。学生の時に正しく思えていたことや、描いていた理想は、食べ切りのチューインガムのように陳腐で甘いものだったと自然と気がつきます。少なくとも私は今そう思っています。
社会人になることは大変でシンドイだけなのか
では、社会人になることは苦しみしか生まないものなのか。そうお思いになるかも知れません。というか、就活に際して「社会に出ることは大変な事なんだな、嫌だな」と少しでも思わない学生はいるのでしょうか。しかし「社会人になると苦しみが生まれる」というのは逆転した考えであるな、と私は今考えています。つまり、世の中は元々甘いところではない厳しいところなのです。単に学生時代というのは周囲からの保護を受け、「世の中厳しい」という事実に直面しなくて良かっただけなのです。社会に出るとはそのまま、問題や矛盾に満ちた世界に出るということなのです。もともと厳しい世界で、ぬるま湯の中でまどろんでいた所から目を覚ましていくだけのことなのです。
責任を取るということ
世の中は厳しい、と今言いましたが、具体的に何が厳しいかあげてみます。まず、人は死にます。泣いても叫んでも、結局死にます。ミサイルが落ちてきても、伝染病にかかってもテロに遭っても死にます。今の社会は、とくに予期しない要因で死んだり病気になるリスクをたくさん抱えています。核ミサイルはあちこちの国が持っているし、TPPで農業が破壊されれば食の安全も確保出来無くなります。現在進行形で原子力の廃棄物は堆積し大気は汚染されています。そんな不安定な外部要因の上に、私たちの経済社会はぷかぷかと浮かんでいます。
世の中が厳しいのではなく学生時代の基準が甘かった
写真は皆でご飯に行った時の物です。ビ・ハイアは厳しいですが、楽しい時は楽しんでます。
その中で仕事ができる、仕事が出来ないってなんなのでしょうか。仕事ができる人は、そんな不安定な社会であっても少しでも豊かにしたり楽しくすることができます。アニメやゲームや漫画なんて、その最たる例です。こんなに魅力的で素晴らしい文化があるのは、とてつもない不安定さの中で誰かが滅茶苦茶ちゃんと頑張った結果です。逆に仕事が出来ないということは、社会全体にかなりマイナスに作用スル事もあります。例えば私たちの仕事であれば、求人広告の出し方がまずければいいクリエイターが職場に入れなくなるかもしれません。毎日本を読んでいると、至る所不安定さに満ちているということに否が応にも気がつきます。同時に、仕事ができることの素晴らしさと仕事が出来ないことの残念さを否が応にも知ります。身も蓋もない現実を知り、その中でまだまだ十分に上手くやれていない自分のことも知る。
甘さが残ってると社長が論理的に噴火する
学生時代の甘い理想は、こんな気づきのプロセスの中でいつの間にか綺麗さっぱり無くなっていきます。同時に、私はもっとこの社会の中で役に立ちたい、もっとできるはずだ!と強く思います。でも、そんな自分の気持ちとは無関係にビジネスの結果は結果として、端的な数字として突きつけられます。社長は端的な事実をそのまま突きつけているに過ぎない。「ビジネスマンとしてちゃんとやれてないよ」そういう台詞の後ろに、スタッフに対する攻撃や悪意はありません。ただ論理的に誠実に言うべき事を言っています。
…かなり書いたのでこの辺でやめておきますが、ビハイアにおいてプロである、というのはこういう事です。厳しい!と思いましたか?確かにそうかもしれません。しかし厳しいのはビハイアが厳しいというより、世の中は元々厳しいからこそ厳しいのです。それを直視してもしなくても、厳しさは変わりません。さて、あなたはその中でどうしますか?就職に先立って、こんなことを自分に問いかけてみてください。もしビ・ハイアで働く事に関心が湧いてきたのなら、下の記事をチェックして見て下さい。現在新卒社員を募集しています。
1年経ちました
ビ・ハイアの床井です。私はこの会社で新卒として働き出して丁度一年が経ちます。ビ・ハイアは自社サービスを運用するベンチャー企業であり10人未満の小さな会社であり、早朝に5時間半の読書を週に6日間実行している会社であり、色々な意味で普通の会社とは違います。その中で一年を社会人として過ごした私ですが、今日社長に叱られました。怒鳴ったり暴力ではなく、論理的に諭されました。内容は「社会人としてちゃんとしろ」ということです。社会人とはなんであり、ちゃんとするとは何を意味するか。この記事はそんな事柄について入社1年目の私が考えてみたという記事です。ビハイア志望の人にとっては(そうでない人にとっても)、社会で働くということがよくわかると思います。参考になれたら幸いです。
働くことは学生の想像を完全に超えている
社会の中で働くという事の意味を正しく理解して就活に臨んでいく学生は存在しません。
ついつい私も生意気な態度を取ってしまいます。(写真は単にスタッフ全員でディズニーシーに行った際にとったモノです。眩しかっただけですが、良い感じの表情なので掲載します)
ほとんどの学生はせいぜい経験していてもアルバイトだと思うので当然といえば当然なのですが、学生と社会人は日々過ごす時間の質がまるきり違うからです。何が違うかと言えば、シンプルな事で「仕事は他人のためにするものだ」という前提が入り込んでくるのです。
学生気分は通用しない!ビシッと言われます。実際は殴られたりは一切ありません。
私は学習院大学というところを出ました。それなりに偏差値の高い大学です。そんな学生に共通する特徴があると思います。それは、「良き学習者である」ということです。テキストを読んで良く理解し、先生のいう事を忠実に守る。大学であれば自主的に学問をすることも有るかもしれませんが、学生として「優秀な人」、というのはつまり「良き学習者である」ことを意味します。さて、ビジネスマンとして「優秀な人」とはどんな人のことを言うのでしょうか。それは「他人の事を喜ばせてお金を得る人」の事です。ビジネスマンとしての評価は、どれだけ他人の事を喜ばせているかで計られます。
そしてその評価は売り上げなり報酬なりという形で極めて明確に表現されます。よく学生気分を引きずるな、と言われますが、学生と社会人は評価の軸からして根本的に異質なものなのです。学生にとってビジネスマンになると言うのは、パソコンで言えばOSをまるきり入れ替えるくらいのインパクトがあります。いえ、それどころではなく、ブラウン管テレビをIphoneに作り変えるくらいの変化なのです。
激しい成長痛を覚える
およそ一年が社会人になって経過しましたが、私自身もこうした激しい変化の真っ只中にいます。その途中において必然的に生じるのは、激しい成長痛です。20数年かけて強固に強固に作り上げてた「消費者」であり「学習者」としての自我を基礎から根本的に作り変えていくのですから、強い違和感を最初感じると覚悟していてください。学生の時に正しく思えていたことや、描いていた理想は、食べ切りのチューインガムのように陳腐で甘いものだったと自然と気がつきます。少なくとも私は今そう思っています。
社会人になることは大変でシンドイだけなのか
では、社会人になることは苦しみしか生まないものなのか。そうお思いになるかも知れません。というか、就活に際して「社会に出ることは大変な事なんだな、嫌だな」と少しでも思わない学生はいるのでしょうか。しかし「社会人になると苦しみが生まれる」というのは逆転した考えであるな、と私は今考えています。つまり、世の中は元々甘いところではない厳しいところなのです。単に学生時代というのは周囲からの保護を受け、「世の中厳しい」という事実に直面しなくて良かっただけなのです。社会に出るとはそのまま、問題や矛盾に満ちた世界に出るということなのです。もともと厳しい世界で、ぬるま湯の中でまどろんでいた所から目を覚ましていくだけのことなのです。
責任を取るということ
世の中は厳しい、と今言いましたが、具体的に何が厳しいかあげてみます。まず、人は死にます。泣いても叫んでも、結局死にます。ミサイルが落ちてきても、伝染病にかかってもテロに遭っても死にます。今の社会は、とくに予期しない要因で死んだり病気になるリスクをたくさん抱えています。核ミサイルはあちこちの国が持っているし、TPPで農業が破壊されれば食の安全も確保出来無くなります。現在進行形で原子力の廃棄物は堆積し大気は汚染されています。そんな不安定な外部要因の上に、私たちの経済社会はぷかぷかと浮かんでいます。
世の中が厳しいのではなく学生時代の基準が甘かった
写真は皆でご飯に行った時の物です。ビ・ハイアは厳しいですが、楽しい時は楽しんでます。
その中で仕事ができる、仕事が出来ないってなんなのでしょうか。仕事ができる人は、そんな不安定な社会であっても少しでも豊かにしたり楽しくすることができます。アニメやゲームや漫画なんて、その最たる例です。こんなに魅力的で素晴らしい文化があるのは、とてつもない不安定さの中で誰かが滅茶苦茶ちゃんと頑張った結果です。逆に仕事が出来ないということは、社会全体にかなりマイナスに作用スル事もあります。例えば私たちの仕事であれば、求人広告の出し方がまずければいいクリエイターが職場に入れなくなるかもしれません。毎日本を読んでいると、至る所不安定さに満ちているということに否が応にも気がつきます。同時に、仕事ができることの素晴らしさと仕事が出来ないことの残念さを否が応にも知ります。身も蓋もない現実を知り、その中でまだまだ十分に上手くやれていない自分のことも知る。
甘さが残ってると社長が論理的に噴火する
学生時代の甘い理想は、こんな気づきのプロセスの中でいつの間にか綺麗さっぱり無くなっていきます。同時に、私はもっとこの社会の中で役に立ちたい、もっとできるはずだ!と強く思います。でも、そんな自分の気持ちとは無関係にビジネスの結果は結果として、端的な数字として突きつけられます。社長は端的な事実をそのまま突きつけているに過ぎない。「ビジネスマンとしてちゃんとやれてないよ」そういう台詞の後ろに、スタッフに対する攻撃や悪意はありません。ただ論理的に誠実に言うべき事を言っています。
…かなり書いたのでこの辺でやめておきますが、ビハイアにおいてプロである、というのはこういう事です。厳しい!と思いましたか?確かにそうかもしれません。しかし厳しいのはビハイアが厳しいというより、世の中は元々厳しいからこそ厳しいのです。それを直視してもしなくても、厳しさは変わりません。さて、あなたはその中でどうしますか?就職に先立って、こんなことを自分に問いかけてみてください。もしビ・ハイアで働く事に関心が湧いてきたのなら、下の記事をチェックして見て下さい。現在新卒社員を募集しています。
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このブログを書いた人
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床井 和経 » 詳細プロフィール
ラクジョブ運営会社きっての良い意味の問題児。空気を読まない、お客からの好き嫌いもかなりハッキリ分かれる。床井さん最高!と言われたり、その逆を言われたり、それが床井の魅力だ!と代表も納得済み。学習院大学をでて勉強が好きなので今でも勉強を続け、更にビジネスマンとしても成長するために仕事もドンドン成長中!それでも床井は床井のままでいて欲しい。