2016.01.05 新卒募集 女性の生理休暇を100%OKにすると何が良いのか?男性社長が真剣に考えて実践してきた理由
女性の生理休暇を認めると何が良いのか、について書きたいと思います。まず、喜ばれます、これが単純に嬉しいですね。しかも、私は男なので女性の生理の重さが全く分かりません。それは女性に男性特有の心理を理解しろとか、男性だけの身体的な悩みを理解しろと言っても無理なのと同じです。
自分が全く理解できないのだから認めない
と言う態度と
自分が全く理解できないのだから受け入れる
この2つの態度があった時に、私は生理については後者の方がいいと思っています。しかし、難しいのは気軽に『生理しんどいので休んで良いですか?』と女性側の方がいいにくい、と言う事です。制度として『生理休暇100%OK』にしていても、女性側が申告しなければそれは機能しません。
難しいのが、頑張り屋さんで仕事もしっかりやる人ほど『生理だからといって休むわけにはいかん』と思ってしまうのです。そういう女性が一人でも社内にいると、他の女性メンバーにも波及します。あの人は生理でしんどいけど、私はしんどいから休もう〜などと気軽に言える女性は少ないです。
そもそも男性が女性に対して『生理だからしんどいのだな』と気づく事すらマレです。というか99%ありえません。例え長年付き添った夫婦、恋人だとしても『今日は生理だからしんどそうだ』という風に男性が見抜くことは困難です。男性の目が生理については節穴だと言うこともありますが、そもそも女性側が『生理だからしんどい』と正直に言える文化ではないのです。うちのスタッフにも生理に対して無頓着な男性がいて、そもそも気づくことがなく、気づいたとしても気遣いの仕方がNGだったりします。
一番最悪なのは、男性が自分の家族などを引き合いにして『うちのお母さん(お姉ちゃん)は楽だったよ。君はしんどいの?』と言う事です。病気も人もそれぞれです。それなのにもかかわらず、たった一つの身近なケースをとりあげて他人と比較しても意味がありません。それをするとますます女性は生理休暇を取りにくくなります。
更に、そんな男性社会に生きて頑張ってる女性達は基本的に男性社会に順応しようとしていきます。上昇志向があり、仕事で成功したい!と思って更に実際成果も上げているような女性は男性社会の空気を読むようになります。だからこそ仕事で成功もできると言えるのですが、私はせめて社内くらいはもうすこしリラックスして欲しい。リラックスしてしんどいときは休んで欲しい。そのための生理休暇100%OKです。
しかし、男性社会に順応した仕事のできる女性スタッフが増えていくと、今度は『生理ごときで休んでんじゃねえ』という事を女性が女性に対して無意識レベルで思うようになります。これを解きほぐすのはかなり大変です。女性同士で『どこまで我慢して頑張れるか生理天下一武道会』が開催されてしまうのです。これの無意味なところは、少なくともビ・ハイアにおいては社長の私が望んでない上に、お客に何の価値も出さないからです。
余程緊急な仕事では無い限り(そして実際そんな緊急な仕事は存在しない)生理でしんどいなら休んで挽回すれば良いです。充分それは可能です。少なくとも生理でしんどくて動けないほど辛い・・・けど無理矢理頑張ってる、と言う状態は1〜2日休めば大丈夫です。1週間以上動けない、と言うことは、少なくとも私の経験上ありません。
労働基準法にも生理休暇は
無給でいいけど、女性スタッフから申告されたら基本的に会社がOKをだしましょう。生理かどうか、の証明も求めてはいけませんし、医師の診断書も不要です。
と書いてあります。うちは残業代支給100%ですし、有給消化率100%です。単に労働法を守っているだけです。
例え、法律にも書いてあって、社長がそれを認めていても、先述したような理由で生理休暇がスムーズに取れる文化にはなっていません。多くの会社で生理休暇なんて都市伝説、と言われるのは余程この制度が法律を超えて、文化的に受け入れられないのでしょう。生理休暇100%OKという制度を作っても、それを取りやすい空気にしないとないのも同然です。
それでも女性スタッフに配慮して生理休暇100%OKを推進してきたことは会社に色んなプラスがありました。この小さなベンチャー企業で平田(新卒7年目)と大山(新卒6年目)という女性スタッフが残り、名実共に会社を支えるくらいの売上を上げてくれたのは小さい会社なりに女性の働きやすい環境を模索したからだと思います。
無論、私だけが頑張ったのではなく、平田や大山も自分の健康と会社の成長をしっかり責任を持って考えて実行してくれました。これは、私だけが頑張っても意味が無かったでしょうし、女性だけが頑張っても意味が無かったでしょう。会社の制度だから・・・と言って女性が甘えていたらいつかその制度は瓦解するでしょう。そこを平田大山が分かって、責任を負って、自分の生理のしんどさだけではなく、会社として新しい制度を定着させたい、という思いを持ってくれたから成功したのだと思います。
優秀な女性の活用とよくいいますが、女性ですらそれは『男性社会に順応して仕事をする女性』を指している場合が多いです。私はそうでは無く、男性は男性のまま、女性は女性のまま、生体的な違いを乗り越えて等しく社会に価値を出せるように配慮をしていきたいです。それが真の意味で働きやすい職場だと思います。
生理休暇を認めると言う事は、女性スタッフと更に一段上のパートナーシップが結べるという利点があります。女性を女性として扱わない限り、どれだけ優秀な女性も『男性社会に順応してる女性』に過ぎません。その女性は心のどこかで仕事をしていると楽しいし、やり甲斐もあるけど・・・生理のしんどさはわかってくれない。こればかりは自分で何とかするしない。というさみしさを持っています。そんなさみしさを持たせたまま一緒に働くより、そこまで受け入れて働いた方が一致団結して会社を通じ、社会に価値を出していけると思います。その結果、お客さんも喜ぶし、会社も成長するし、さらに働きやすい環境が作れると私は信じています。
今は生理休暇だけですが、次は産休後の復帰に挑戦したいと思っています。まだ社員が少ない会社だからこそ、一緒に制度を作っていきたいと思います。ビ・ハイアの目標の一つに『世界の働き方を変える』があるので生理休暇100%だけに満足することなく、産休後の女性活躍率150%くらいを実現したいですね。
そんなビ・ハイアに応募したい人は下記からどうぞ。
女性スタッフ自身が書いた生理休暇100%OKについては下記をどうぞ
自分が全く理解できないのだから認めない
と言う態度と
自分が全く理解できないのだから受け入れる
この2つの態度があった時に、私は生理については後者の方がいいと思っています。しかし、難しいのは気軽に『生理しんどいので休んで良いですか?』と女性側の方がいいにくい、と言う事です。制度として『生理休暇100%OK』にしていても、女性側が申告しなければそれは機能しません。
難しいのが、頑張り屋さんで仕事もしっかりやる人ほど『生理だからといって休むわけにはいかん』と思ってしまうのです。そういう女性が一人でも社内にいると、他の女性メンバーにも波及します。あの人は生理でしんどいけど、私はしんどいから休もう〜などと気軽に言える女性は少ないです。
そもそも男性が女性に対して『生理だからしんどいのだな』と気づく事すらマレです。というか99%ありえません。例え長年付き添った夫婦、恋人だとしても『今日は生理だからしんどそうだ』という風に男性が見抜くことは困難です。男性の目が生理については節穴だと言うこともありますが、そもそも女性側が『生理だからしんどい』と正直に言える文化ではないのです。うちのスタッフにも生理に対して無頓着な男性がいて、そもそも気づくことがなく、気づいたとしても気遣いの仕方がNGだったりします。
一番最悪なのは、男性が自分の家族などを引き合いにして『うちのお母さん(お姉ちゃん)は楽だったよ。君はしんどいの?』と言う事です。病気も人もそれぞれです。それなのにもかかわらず、たった一つの身近なケースをとりあげて他人と比較しても意味がありません。それをするとますます女性は生理休暇を取りにくくなります。
更に、そんな男性社会に生きて頑張ってる女性達は基本的に男性社会に順応しようとしていきます。上昇志向があり、仕事で成功したい!と思って更に実際成果も上げているような女性は男性社会の空気を読むようになります。だからこそ仕事で成功もできると言えるのですが、私はせめて社内くらいはもうすこしリラックスして欲しい。リラックスしてしんどいときは休んで欲しい。そのための生理休暇100%OKです。
しかし、男性社会に順応した仕事のできる女性スタッフが増えていくと、今度は『生理ごときで休んでんじゃねえ』という事を女性が女性に対して無意識レベルで思うようになります。これを解きほぐすのはかなり大変です。女性同士で『どこまで我慢して頑張れるか生理天下一武道会』が開催されてしまうのです。これの無意味なところは、少なくともビ・ハイアにおいては社長の私が望んでない上に、お客に何の価値も出さないからです。
余程緊急な仕事では無い限り(そして実際そんな緊急な仕事は存在しない)生理でしんどいなら休んで挽回すれば良いです。充分それは可能です。少なくとも生理でしんどくて動けないほど辛い・・・けど無理矢理頑張ってる、と言う状態は1〜2日休めば大丈夫です。1週間以上動けない、と言うことは、少なくとも私の経験上ありません。
労働基準法にも生理休暇は
無給でいいけど、女性スタッフから申告されたら基本的に会社がOKをだしましょう。生理かどうか、の証明も求めてはいけませんし、医師の診断書も不要です。
と書いてあります。うちは残業代支給100%ですし、有給消化率100%です。単に労働法を守っているだけです。
例え、法律にも書いてあって、社長がそれを認めていても、先述したような理由で生理休暇がスムーズに取れる文化にはなっていません。多くの会社で生理休暇なんて都市伝説、と言われるのは余程この制度が法律を超えて、文化的に受け入れられないのでしょう。生理休暇100%OKという制度を作っても、それを取りやすい空気にしないとないのも同然です。
それでも女性スタッフに配慮して生理休暇100%OKを推進してきたことは会社に色んなプラスがありました。この小さなベンチャー企業で平田(新卒7年目)と大山(新卒6年目)という女性スタッフが残り、名実共に会社を支えるくらいの売上を上げてくれたのは小さい会社なりに女性の働きやすい環境を模索したからだと思います。
無論、私だけが頑張ったのではなく、平田や大山も自分の健康と会社の成長をしっかり責任を持って考えて実行してくれました。これは、私だけが頑張っても意味が無かったでしょうし、女性だけが頑張っても意味が無かったでしょう。会社の制度だから・・・と言って女性が甘えていたらいつかその制度は瓦解するでしょう。そこを平田大山が分かって、責任を負って、自分の生理のしんどさだけではなく、会社として新しい制度を定着させたい、という思いを持ってくれたから成功したのだと思います。
優秀な女性の活用とよくいいますが、女性ですらそれは『男性社会に順応して仕事をする女性』を指している場合が多いです。私はそうでは無く、男性は男性のまま、女性は女性のまま、生体的な違いを乗り越えて等しく社会に価値を出せるように配慮をしていきたいです。それが真の意味で働きやすい職場だと思います。
生理休暇を認めると言う事は、女性スタッフと更に一段上のパートナーシップが結べるという利点があります。女性を女性として扱わない限り、どれだけ優秀な女性も『男性社会に順応してる女性』に過ぎません。その女性は心のどこかで仕事をしていると楽しいし、やり甲斐もあるけど・・・生理のしんどさはわかってくれない。こればかりは自分で何とかするしない。というさみしさを持っています。そんなさみしさを持たせたまま一緒に働くより、そこまで受け入れて働いた方が一致団結して会社を通じ、社会に価値を出していけると思います。その結果、お客さんも喜ぶし、会社も成長するし、さらに働きやすい環境が作れると私は信じています。
今は生理休暇だけですが、次は産休後の復帰に挑戦したいと思っています。まだ社員が少ない会社だからこそ、一緒に制度を作っていきたいと思います。ビ・ハイアの目標の一つに『世界の働き方を変える』があるので生理休暇100%だけに満足することなく、産休後の女性活躍率150%くらいを実現したいですね。
そんなビ・ハイアに応募したい人は下記からどうぞ。
新卒募集記事 採用情報概要とその他特徴について
女性スタッフ自身が書いた生理休暇100%OKについては下記をどうぞ
生理休暇100%OK 生理なんで今日は会社休みます!生理休暇OKのビ・ハイアで新卒募集中
このブログを書いた人
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清水 有高ビ・ハイア株式会社 代表取締役社長 » 詳細プロフィール
アニメゲームマンガ専門求人サイトラクジョブ 運営会社代表。アニメ超好き・ゲーム超好き・マンガ超好き。アニメゲームマンガはBlu-rayも、ゲームも、マンガもジャケ買いが楽しい。後、読書大好き。マンガ以外に一月1,500冊以上読む読書家。アニメゲームマンガに囲まれて生きるためにこの会社を作ったような人。