2016.01.02 募集記事と読書 『心の社会』マーヴィン・ミンスキーと『ホーキング 宇宙論のスーパーヒーロー』キティ・ファガースン
ビ・ハイアに応募する皆さんに、社長はどんな本を読んで、何を考えてるのか、つらつらと書こうと思って書きます。なんせビ・ハイアといえばアニメゲーム漫画、と言うのと同時に、ビ・ハイアと言えば読書!だからです。ビ・ハイアスタッフは毎月漫画以外で100冊以上の読書をしています。社長の私は1000冊以上です。漫画小説雑誌は含まれません。
今朝も色々読んだけど、紹介するのは心の社会 マーヴィン・ミンスキー、ホーキング 宇宙論のスーパーヒーロー キティ・ファガースンの2冊。
ホーキングの方は一応『子供けの本』らしい。なんせ、表参道の子供向けの本の専門店(クレヨンハウス)で買ったし、それは間違いない。でも、この本350ページ近くあって、文字は大きいにしろ難しい漢字(ふりがなは振ってある)が沢山出てくる。例えふりがなが振ってあっても子供は『不確定性原理 ふかくていせいげんり』とか意味が分かるんだろうか?これ、小学校何年生で読むんだろう??
Amazonのカテゴリでも 絵本・児童書 > ノンフィクション・伝記に入ってる。内容はスティーブンホーキング博士の伝記。
Amazonによると
クラシック音楽とSF小説が大好きなイギリスのごくふつうの少年が、病との闘い、宇宙論との出会いによって天才科学者へと変貌をとげる。ホーキングの描く宇宙論が、もっともわかりやすく語られる。
とのこと。ホーキング博士は日本でも有名だし知ってる人は多いんじゃないだろうか。
「車椅子の物理学者」としても知られていて、学生時代に筋萎縮性側索硬化症を発症してるけど、妻や、周りの手助けを借りつつ、ベストセラーを書いたり、偉大な科学者として活躍してる人です。普通、ホーキング博士がかかった病気は発症から5年程度で死に至る。しかし、なぜか病気の進行中が急激に遅くなり、発症から50年以上たっても健在。今はコミュニケーションのために重度障害者用意思伝達装置を使っていて、スピーチや会話ではコンピュータプログラムによる合成音声を利用してる人です。
もう一人のマーヴィン・ミンスキーはちょっと日本ではマニアックな人しか知らない人だと思う。
経歴をwikiから引用しておくと
マービン・ミンスキー(Marvin Minsky, 1927年8月9日 – )は、アメリカ合衆国のコンピュータ科学者であり、認知科学者。専門は人工知能 (AI) であり、マサチューセッツ工科大学の人工知能研究所の創設者の1人。初期の人工知能研究を行い、AIや哲学に関する著書でも知られ、「人工知能の父」と呼ばれる。
で、本の内容はAmazonから引用しておくと
心はどうはたらくのか?大昔から問われてきたこの問題に対して、『心の社会』は革命的な回答を与えている。本書は、ミンスキー教授が長い間練りに練った、人間の知能についての新しい考え方を示したものである。ミンスキー教授は、心とは、「一つひとつは心を持たない小さなエージェントたちが集まってできた社会」と提示する。本書の内容は、子どもの描く絵から自己意識に至るまで、あるいは、何かを否定するような思考のもつ力から日常の思考におけるユーモアの役割に至るまで、多岐にわたっている。また、わかりやすい図がたくさん挿入されており、読者の想像力を直接かきたてるような、いわば心の世界への冒険物語としても読むことができる。
です。
スティーブ・ホーキング博士が宇宙を研究してる人で、マーヴィン・ミンスキー博士が人工知能の研究をしてる人、と簡単に分けると少しはイメージがつきやすいかも知れない。宇宙を研究してる人と人間の心を研究してる人、とも言える。なぜなら人工知能を研究すると言う事は、知能とは何か、人間の知覚、認識、思考とは何か、心とは何か、を考える事だからです。
更にざっくり説明すると
人間の外の宇宙を研究してる人
人間の中の宇宙・心を研究してる人
にわけられる。でも、究極的にはこれ、同じ事を研究してるんだよね。人間がいないと外の宇宙も認識できないし、人間がどうやって宇宙を認識してるのかが分かってなかったらそもそも宇宙を理解したと言えない。だって、誤解してるかもしれない。ホーキング博士はイギリス人でミンスキー博士はアメリカ人。大学も違うけど究極的に突き詰めていくと同じようなことを研究するもんなんだろうか。
もちろん、ホーキング博士とミンスキー博士は宇宙のとらえ方、心のとらえ方が全然違う。違うけど、東洋的な思想から見ると『宇宙のとらえ方』として似てる部分はあるよな〜、不確定性原理、不完全性定理以降、知らないところで西洋と東洋の考え方って融合しつつあるよな〜なんてことを考えながら朝の読書が終わった。
そんなことを考えて朝読書してるのがあなたが応募しようとしてる会社の社長です。
え?何を考えてるのかまったくわからない?それでもいいじゃないですか。何を考えてるのかよく分かるベンチャーの社長なんて面白くないよ。でも、それだけじゃ面白い!と思うか、面白いかどうかもよく分からない変な人・・・にしかならないのでわかりやすく、就活、新社会人生活に絡めてこの本を紹介しておきます。
分かりやすい話でまとめておくと、ホーキング博士の伝記に『健康とは肉体的健康だけではなく、精神が大事だ。そういう意味では広い意味でホーキング博士は健康だ』『ホーキング博士はタフな人だ』という話が出てくる。車いすで移動しかできないのに、ホーキング博士は健康だ、と言う話。
健康とは何か、とは心のありようでいくらでも変わる。五体満足で衣食住が満たされていても、心が不健康なら何にも始まらない。折角健康な肉体を持っているのだから、今日も心を健康に保つよう心がけて仕事をしようと思ったね。
学生の皆さんが社会人になりたての頃、間違いなく、ほぼ99%以上の確率で『仕事が嫌になる』でしょう。5月病という心の不健康です。それを放置していると心の不健康が肉体の健康にまで影響し、最悪の場合自殺にまでいたる可能性がある。そこまでいかなくても、風邪を引いたり、ダルくなったり、しんどくなったり・・・その時、どんな風に心の健康を保とうとするか、それが肉体の健康の保ちかたよりずっと大切です。
仕事が嫌だ・・・しんどい・・・大変だ・・・となって風邪を引いた。その時、一番手っ取り早い解決策は仕事を休むことです。私もそれを認めています。有給でも無給休暇でもいいし、休むことを推奨します。でも、なんで、そもそも心の不健康状態になったのか?それは成長痛なのか、そうじゃないのか。それを考えないと、騙し騙し社会人生活をすることになります。それは心の病気から考えると対処療法でしかない。
ホーキング博士なんて風邪どころか、不治の病。それでも『心のありようで健康を保ちつつ、実際5年で死ぬはずなのに50年以上生きている』というのは、心の健康を保とうとしたからです。不治の病なのに、一緒にいるとそれを忘れさせるくらいユーモアがあり、意志が強い、と本でも紹介されています。
干からびてしまってるのは雨が降らないから?それとも?
仕事が辛いからしんどい、風邪だからしんどい、しんどいから仕方ない、という思考だったらホーキング博士はとっくに死んでしまってるでしょう。外的な環境の変化、肉体の不健康に陥ったときこそ『自分の心の健康の在り方』を見つめ直すチャンスだと思って仕事に取り組めるかどうかって学生から社会人に移行する際の分岐点の1つです。これを外的な環境の変化や肉体の不健康のせいにしてすぐ辞めたり諦めたりする癖がつくと結構大変です。なんせ、日本の社会は転職すればするほど生涯賃金ベースで見ると何千万も損します。
かといって、外的な環境がしんどくても、肉体の不健康でも根性論で頑張れ!と言うわけでもない。ホーキング博士の伝記にも書いてあったけど、ホーキング博士は病と闘う、絶対に自分で何とかしてやる!とあまりに頑固になりすぎて逆に周りに迷惑をかけたり、自分がしんどくなってしまった時もある、と書いてました。根性論でしんどくても乗り切れ!と言う社長や上司は多そうだけど、そんなことは全く思わない。
じゃあ、どんな時が踏ん張り時で、どんな時が折れてもいい時なのか・・・そんなマニュアルは存在しません、と言うのが現時点の私の考え方。状況によって違うし、その人によっても違う。社会に適用できる簡単なマニュアルなどなく、臨機応変に対応するために知性と経験を磨くしかない。そんな気持ちで毎日読書をしています。そして、それが楽しい。
この文章をここまで読んだあなたがビ・ハイアに入社するか、そうじゃないか、それはわかりません。だけど、どの会社に行っても学生時代より確実にしんどい。そんな時にただ、しんどいしんどい、だけではない、別の視点を持つ手助けになればと思って書きました。
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今朝も色々読んだけど、紹介するのは心の社会 マーヴィン・ミンスキー、ホーキング 宇宙論のスーパーヒーロー キティ・ファガースンの2冊。
ホーキングの方は一応『子供けの本』らしい。なんせ、表参道の子供向けの本の専門店(クレヨンハウス)で買ったし、それは間違いない。でも、この本350ページ近くあって、文字は大きいにしろ難しい漢字(ふりがなは振ってある)が沢山出てくる。例えふりがなが振ってあっても子供は『不確定性原理 ふかくていせいげんり』とか意味が分かるんだろうか?これ、小学校何年生で読むんだろう??
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Amazonによると
クラシック音楽とSF小説が大好きなイギリスのごくふつうの少年が、病との闘い、宇宙論との出会いによって天才科学者へと変貌をとげる。ホーキングの描く宇宙論が、もっともわかりやすく語られる。
とのこと。ホーキング博士は日本でも有名だし知ってる人は多いんじゃないだろうか。
「車椅子の物理学者」としても知られていて、学生時代に筋萎縮性側索硬化症を発症してるけど、妻や、周りの手助けを借りつつ、ベストセラーを書いたり、偉大な科学者として活躍してる人です。普通、ホーキング博士がかかった病気は発症から5年程度で死に至る。しかし、なぜか病気の進行中が急激に遅くなり、発症から50年以上たっても健在。今はコミュニケーションのために重度障害者用意思伝達装置を使っていて、スピーチや会話ではコンピュータプログラムによる合成音声を利用してる人です。
もう一人のマーヴィン・ミンスキーはちょっと日本ではマニアックな人しか知らない人だと思う。
経歴をwikiから引用しておくと
マービン・ミンスキー(Marvin Minsky, 1927年8月9日 – )は、アメリカ合衆国のコンピュータ科学者であり、認知科学者。専門は人工知能 (AI) であり、マサチューセッツ工科大学の人工知能研究所の創設者の1人。初期の人工知能研究を行い、AIや哲学に関する著書でも知られ、「人工知能の父」と呼ばれる。
で、本の内容はAmazonから引用しておくと
心はどうはたらくのか?大昔から問われてきたこの問題に対して、『心の社会』は革命的な回答を与えている。本書は、ミンスキー教授が長い間練りに練った、人間の知能についての新しい考え方を示したものである。ミンスキー教授は、心とは、「一つひとつは心を持たない小さなエージェントたちが集まってできた社会」と提示する。本書の内容は、子どもの描く絵から自己意識に至るまで、あるいは、何かを否定するような思考のもつ力から日常の思考におけるユーモアの役割に至るまで、多岐にわたっている。また、わかりやすい図がたくさん挿入されており、読者の想像力を直接かきたてるような、いわば心の世界への冒険物語としても読むことができる。
です。
スティーブ・ホーキング博士が宇宙を研究してる人で、マーヴィン・ミンスキー博士が人工知能の研究をしてる人、と簡単に分けると少しはイメージがつきやすいかも知れない。宇宙を研究してる人と人間の心を研究してる人、とも言える。なぜなら人工知能を研究すると言う事は、知能とは何か、人間の知覚、認識、思考とは何か、心とは何か、を考える事だからです。
更にざっくり説明すると
人間の外の宇宙を研究してる人
人間の中の宇宙・心を研究してる人
にわけられる。でも、究極的にはこれ、同じ事を研究してるんだよね。人間がいないと外の宇宙も認識できないし、人間がどうやって宇宙を認識してるのかが分かってなかったらそもそも宇宙を理解したと言えない。だって、誤解してるかもしれない。ホーキング博士はイギリス人でミンスキー博士はアメリカ人。大学も違うけど究極的に突き詰めていくと同じようなことを研究するもんなんだろうか。
もちろん、ホーキング博士とミンスキー博士は宇宙のとらえ方、心のとらえ方が全然違う。違うけど、東洋的な思想から見ると『宇宙のとらえ方』として似てる部分はあるよな〜、不確定性原理、不完全性定理以降、知らないところで西洋と東洋の考え方って融合しつつあるよな〜なんてことを考えながら朝の読書が終わった。
そんなことを考えて朝読書してるのがあなたが応募しようとしてる会社の社長です。
え?何を考えてるのかまったくわからない?それでもいいじゃないですか。何を考えてるのかよく分かるベンチャーの社長なんて面白くないよ。でも、それだけじゃ面白い!と思うか、面白いかどうかもよく分からない変な人・・・にしかならないのでわかりやすく、就活、新社会人生活に絡めてこの本を紹介しておきます。
分かりやすい話でまとめておくと、ホーキング博士の伝記に『健康とは肉体的健康だけではなく、精神が大事だ。そういう意味では広い意味でホーキング博士は健康だ』『ホーキング博士はタフな人だ』という話が出てくる。車いすで移動しかできないのに、ホーキング博士は健康だ、と言う話。
健康とは何か、とは心のありようでいくらでも変わる。五体満足で衣食住が満たされていても、心が不健康なら何にも始まらない。折角健康な肉体を持っているのだから、今日も心を健康に保つよう心がけて仕事をしようと思ったね。
学生の皆さんが社会人になりたての頃、間違いなく、ほぼ99%以上の確率で『仕事が嫌になる』でしょう。5月病という心の不健康です。それを放置していると心の不健康が肉体の健康にまで影響し、最悪の場合自殺にまでいたる可能性がある。そこまでいかなくても、風邪を引いたり、ダルくなったり、しんどくなったり・・・その時、どんな風に心の健康を保とうとするか、それが肉体の健康の保ちかたよりずっと大切です。
仕事が嫌だ・・・しんどい・・・大変だ・・・となって風邪を引いた。その時、一番手っ取り早い解決策は仕事を休むことです。私もそれを認めています。有給でも無給休暇でもいいし、休むことを推奨します。でも、なんで、そもそも心の不健康状態になったのか?それは成長痛なのか、そうじゃないのか。それを考えないと、騙し騙し社会人生活をすることになります。それは心の病気から考えると対処療法でしかない。
ホーキング博士なんて風邪どころか、不治の病。それでも『心のありようで健康を保ちつつ、実際5年で死ぬはずなのに50年以上生きている』というのは、心の健康を保とうとしたからです。不治の病なのに、一緒にいるとそれを忘れさせるくらいユーモアがあり、意志が強い、と本でも紹介されています。
干からびてしまってるのは雨が降らないから?それとも?
仕事が辛いからしんどい、風邪だからしんどい、しんどいから仕方ない、という思考だったらホーキング博士はとっくに死んでしまってるでしょう。外的な環境の変化、肉体の不健康に陥ったときこそ『自分の心の健康の在り方』を見つめ直すチャンスだと思って仕事に取り組めるかどうかって学生から社会人に移行する際の分岐点の1つです。これを外的な環境の変化や肉体の不健康のせいにしてすぐ辞めたり諦めたりする癖がつくと結構大変です。なんせ、日本の社会は転職すればするほど生涯賃金ベースで見ると何千万も損します。
かといって、外的な環境がしんどくても、肉体の不健康でも根性論で頑張れ!と言うわけでもない。ホーキング博士の伝記にも書いてあったけど、ホーキング博士は病と闘う、絶対に自分で何とかしてやる!とあまりに頑固になりすぎて逆に周りに迷惑をかけたり、自分がしんどくなってしまった時もある、と書いてました。根性論でしんどくても乗り切れ!と言う社長や上司は多そうだけど、そんなことは全く思わない。
じゃあ、どんな時が踏ん張り時で、どんな時が折れてもいい時なのか・・・そんなマニュアルは存在しません、と言うのが現時点の私の考え方。状況によって違うし、その人によっても違う。社会に適用できる簡単なマニュアルなどなく、臨機応変に対応するために知性と経験を磨くしかない。そんな気持ちで毎日読書をしています。そして、それが楽しい。
この文章をここまで読んだあなたがビ・ハイアに入社するか、そうじゃないか、それはわかりません。だけど、どの会社に行っても学生時代より確実にしんどい。そんな時にただ、しんどいしんどい、だけではない、別の視点を持つ手助けになればと思って書きました。
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このブログを書いた人
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清水 有高ビ・ハイア株式会社 代表取締役社長 » 詳細プロフィール
アニメゲームマンガ専門求人サイトラクジョブ 運営会社代表。アニメ超好き・ゲーム超好き・マンガ超好き。アニメゲームマンガはBlu-rayも、ゲームも、マンガもジャケ買いが楽しい。後、読書大好き。マンガ以外に一月1,500冊以上読む読書家。アニメゲームマンガに囲まれて生きるためにこの会社を作ったような人。