2016.05.06 ゲーム コンシューマーからの有名タイトル移植がアツい!!いまからやっておくべきこと
最近、コンシューマーゲームの移植がアツい
最近弊社宛にコンシューマーゲームのメーカーから移植案件のご相談が立て続けに来ています。それは、海外向け移植であったり、スマートフォン向け移植であったりと様々ですがそうした「有名で既に固定ファンがついているゲーム」に鍵がありそうです。
例えば下記の案件など
アニバーサリーが近い
ゲーム業界が最も盛り上がっていた90年代後期、熱狂的なファンを生む有名ナンバリングタイトルが数多く生まれました。1997年にはファイナルファンタジーⅦが初の3D搭載作品として話題をさらい、ガストのアトリエシリーズ第一作が出たのもこの年で、1998年には『ファイナルファンタジーⅧ』、『パラサイト・イヴ』、『バイオハザード2』と今もなお人気のタイトルが連発して非常に華やかな時代でした。こうした年代から数えて今年〜来年で、20周年。当時10代だったゲーム少年達は30代の働き盛りです。こうした30代の働き盛り世代に向けて、当時熱狂したタイトルのスマホ移植が盛んになってきています。任天堂のスマホ戦略の一環で『ファイアーエムブレム』がスマホ向けタイトルとして選ばれたことも話題になりました。スマホを駆使して仕事をこなし、移動時間などに電車でスマホをいじっている30代を狙っての、20年前のゲーム熱狂時代を想起させるアニバーサリー戦略が始まりかけているのです。
復刻開発に向けてやるべきこと
こうした、当時の子供たち向けの復刻版開発に当たって、開発会社が気をつけなくては成らないのがクライアントがコンシューマーメーカーになるというところです。スマホで1から開発であればiPhone、Androidの開発経験だけで十分なのですが、今回のように当時のゲームをスマホに復刻させてほしいというオーダーの場合、コンシューマーゲームのIPを持っているコンシューマーメーカーがクライアントになります。内容としては「20年前のコンシューマー向けソースを使ってスマホ向けに遊べるように開発して欲しい。」というものなので、スマホ開発視しかしていない会社でも、Cやアセンブラでできたソースを読んで開発することが可能であれば、技術的にはできなくはありません。しかし、コンシューマー時代から自社IPのゲームを育ててきたコンシューマーメーカーからして見れば、心情的にコンシューマー開発に携わっていて当時の温度感や操作感なども全て分かっている開発会社に任せたいところ。技術的には可能でも、心情的にコンシューマー開発経験のあるところに任せたい、というのがコンシューマーメーカーの思いなのです。
しかし、それではスマホの開発メインで20年前のコンシューマー(PS1やスーパーファミコン、Nintendo64)には触ったことが無いという会社には不利です。スマホの開発予算が1〜5億と高騰している中、既存の人気ゲームを移植した方がコストも安いですしそこそこ売れ行きの算段も付けやすいため、今後復刻開発は増えていくでしょう。その波に乗っていくために戦略を考えなければ行けません。コンシューマー開発経験があり、スマホゲームの開発にも着手している開発会社は一定数有ります。そうしたところと競合になろうとすると勝ち目はないので、そういった会社と手をつなぐ方法を考えてください。例えば、コンシューマー開発にはネットワークは必要なかったため、サーバー側開発を不得意としている会社も多いはず。そういった所にサーバー側の手伝いで食い込めれば、需要がありますし、当時のドットやローポリ3D主体の絵柄を今のスマホのスペックに合わせてレタッチするグラフィック周りの仕事も発生してくるでしょう。
そのように時代の流れを汲んで、足りていない部分を探し、補う動きを取っていくことが今後求められていく開発の協業スタイルです。開発には、クライアント、ユーザー、現場のそれぞれの動きを読み取っていく高度なスキルが必要です。そこに、社長であれば現場スタッフの採用や営業、資金繰りなどの要素も加わって更に大変な状況であると思います。そうした開発会社の経営者の苦労を少しでも減らせるように今後も情報発信をしていき、1つ1つの会社と業界全体の発展に貢献出来るようにして行きたいと思います。
最近弊社宛にコンシューマーゲームのメーカーから移植案件のご相談が立て続けに来ています。それは、海外向け移植であったり、スマートフォン向け移植であったりと様々ですがそうした「有名で既に固定ファンがついているゲーム」に鍵がありそうです。
例えば下記の案件など
ゲーム コンシューマーゲームをスマホゲームにリニューアル移植 受託案件
アニバーサリーが近い
ゲーム業界が最も盛り上がっていた90年代後期、熱狂的なファンを生む有名ナンバリングタイトルが数多く生まれました。1997年にはファイナルファンタジーⅦが初の3D搭載作品として話題をさらい、ガストのアトリエシリーズ第一作が出たのもこの年で、1998年には『ファイナルファンタジーⅧ』、『パラサイト・イヴ』、『バイオハザード2』と今もなお人気のタイトルが連発して非常に華やかな時代でした。こうした年代から数えて今年〜来年で、20周年。当時10代だったゲーム少年達は30代の働き盛りです。こうした30代の働き盛り世代に向けて、当時熱狂したタイトルのスマホ移植が盛んになってきています。任天堂のスマホ戦略の一環で『ファイアーエムブレム』がスマホ向けタイトルとして選ばれたことも話題になりました。スマホを駆使して仕事をこなし、移動時間などに電車でスマホをいじっている30代を狙っての、20年前のゲーム熱狂時代を想起させるアニバーサリー戦略が始まりかけているのです。
復刻開発に向けてやるべきこと
こうした、当時の子供たち向けの復刻版開発に当たって、開発会社が気をつけなくては成らないのがクライアントがコンシューマーメーカーになるというところです。スマホで1から開発であればiPhone、Androidの開発経験だけで十分なのですが、今回のように当時のゲームをスマホに復刻させてほしいというオーダーの場合、コンシューマーゲームのIPを持っているコンシューマーメーカーがクライアントになります。内容としては「20年前のコンシューマー向けソースを使ってスマホ向けに遊べるように開発して欲しい。」というものなので、スマホ開発視しかしていない会社でも、Cやアセンブラでできたソースを読んで開発することが可能であれば、技術的にはできなくはありません。しかし、コンシューマー時代から自社IPのゲームを育ててきたコンシューマーメーカーからして見れば、心情的にコンシューマー開発に携わっていて当時の温度感や操作感なども全て分かっている開発会社に任せたいところ。技術的には可能でも、心情的にコンシューマー開発経験のあるところに任せたい、というのがコンシューマーメーカーの思いなのです。
しかし、それではスマホの開発メインで20年前のコンシューマー(PS1やスーパーファミコン、Nintendo64)には触ったことが無いという会社には不利です。スマホの開発予算が1〜5億と高騰している中、既存の人気ゲームを移植した方がコストも安いですしそこそこ売れ行きの算段も付けやすいため、今後復刻開発は増えていくでしょう。その波に乗っていくために戦略を考えなければ行けません。コンシューマー開発経験があり、スマホゲームの開発にも着手している開発会社は一定数有ります。そうしたところと競合になろうとすると勝ち目はないので、そういった会社と手をつなぐ方法を考えてください。例えば、コンシューマー開発にはネットワークは必要なかったため、サーバー側開発を不得意としている会社も多いはず。そういった所にサーバー側の手伝いで食い込めれば、需要がありますし、当時のドットやローポリ3D主体の絵柄を今のスマホのスペックに合わせてレタッチするグラフィック周りの仕事も発生してくるでしょう。
そのように時代の流れを汲んで、足りていない部分を探し、補う動きを取っていくことが今後求められていく開発の協業スタイルです。開発には、クライアント、ユーザー、現場のそれぞれの動きを読み取っていく高度なスキルが必要です。そこに、社長であれば現場スタッフの採用や営業、資金繰りなどの要素も加わって更に大変な状況であると思います。そうした開発会社の経営者の苦労を少しでも減らせるように今後も情報発信をしていき、1つ1つの会社と業界全体の発展に貢献出来るようにして行きたいと思います。
このブログを書いた人
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大山 莉加執行役員 » 詳細プロフィール
ラクジョブ運営会社ビ・ハイア株式会社のBLofBLにして、千葉出身の東京都港区民。肉食系女子に見せかけたBL。BL好きのコスプレイヤーと思いきや日本で最もアニメゲームマンガ業界の案件情報、ビジネスマッチングに優れてるのでは・・・と思わせる情報量。彼女のおかげで倒産の危機を乗り切ったり、突然ラインが空いた!!という悲劇を乗り切ったアニメゲームマンガ業界の社長も多い。