2016.02.05 時代は変わった、と認識していないと人材採用で大きく不利になる
おーい、と呼んでも応募者が来ない
ビ・ハイア株式会社では、アニメゲーム漫画業界の求人サイト「ラクジョブ」を運営しております。最近では、コンテンツマーケティング、オウンドメディアに着目した新SEOサービス「ZMC」(ジーモック)を始め、自社HPからクリエイターを採用するためのサービスを提供しています。しかし、このZMCを始めたことで、今まで求人広告を利用して採用ができていた企業とできていなかった企業の違いも新しく見えてきたので、今回はその話をします。
あなたの会社に応募が来ないのにはちゃんと理由があった
求人サイトをサービスとして提供していると、どうしても「応募が少ない」と言われることがあります。一方で、そのような悩みもなく、応募も採用も順調な会社があります。会社の名前が有名だから、会社が大きいから、自社で作品を作っているからなどの理由も考えましたが、同じような条件でも違いが出ます。もちろん、求人記事が求職者に上手く刺さっていないからという理由も考えて、応募が多い企業の記事を参考にしたりもしましたが、やはり違いが出てしまいます。これまではそれでも何とかして応募を増やしてとやっていたのですが、新サービスZMCの提供のために色々な情報を探していく中で、一つの答えらしきものが見つかりました。
Googleの提唱したZMOT
それが、ZMOT(ジーモット Zero Moment of Truth)という考え方です。これは何か行動をする際には、必ず、1次接触の前に、情報収集という0次接触があり、その段階ですでに意思決定しているということです。例えば、「鍋が食べたい」と思った時には食べログなりぐるなびなりで近くのお鍋屋さんを探して、そのお店に向かう前にすでに「ここにしよう」と決めてしまっています。
お店に着いてからやっぱりここは辞めようとなることはほとんどありませんよね。ネットが発達し、スマホ一つでいくらでも情報収集ができるようになった現代では、様々な情報ソースで行動の前段階の検討が行われます。そこで興味を引かなかったり、問題が浮上したりすると行動に至ることなく、別の検討に移ってしまうということです。
あなたの会社は知らないところで調べ尽されています
そして、この前段階の検討は、重大な意思決定ほど様々な情報を基に総合評価されることになります。もちろん、応募という行為は、今後の人生の大半の時間を費やす場所を選択する行為です。
検討は慎重に慎重を重ねて検討されます。つまり、たとえ求人広告で募集を知ったとしても、すぐには応募せずにその会社の様々な情報を集めた上でないと応募してくれないということです。いくら求人広告にいいことが書いてあっても、自社HPが全く整っていなかったりするとそのギャップに不信感を感じます。
左の図は総務省の情報通信白書のものです。求職者が自社HPをみる頻度が上がっている事を示しています。
また、クライアントや退職者など内情を知る第三者からのネット上の評判があったりすると、たとえその情報が嘘だったとしても「火のない所に煙は立たない」と思われ嫌煙されてしまいます。そして怖いことにネット上の情報はこちらで消すことができません。
では、どうすればいいのか。それは大手の採用ページにヒントがあります。一般論的に言って、大手企業の方が中小企業よりも採用コンテンツが充実しています。動画が使われていたり、職種別にインタビューや仕事以外の部活動やイベントの活動記録が掲載されていたりします。中小企業だと、簡単な職種ごとの募集要項が掲載されているだけだったり、そもそも採用ページすら用意がなかったりします。必要ないと思っているのでしょうが、もはや求職者はワンソースだけでは安心できません。
求人広告を見た人は必ず企業HPも確認します。そこで採用ページすらないと「なんで求人広告はあるのに、企業HPには採用情報がないの?」となってしまいます。心配したその人は、ネットでその会社を調べ、あることないこと書かれた様々な情報を目にし、判断停止してその会社への応募を辞めてしまいます。
大手と戦う準備、できていますか?
一方で大手のように採用ページがしっかりしている会社であれば、見つけた採用ページの中から求人広告との整合性と探します。両方に合致してより確からしい情報を手に入れて、それが自分の求めるものと合致していたとき初めてその求人に応募します。
企業の社長や採用担当の方からすると「なんでそんな面倒なことを。内定が出てから考えればいいじゃん」と思うかもしれませんが、そうはいっても、実際にそうなのだから文句を言っても始まりません。
時代は変わったと思って受け入れるしかありません。では、受け入れた上でどうすればいいかというと、まずはHPを更新してください。面倒だと思うかもしれませんが、大手はその面倒なことをやっています。客観的に言って、転職希望者は大手に行きたがる傾向が強いです。ただでさえ不利な状況で、大手よりも採用に手を抜いていたら絶対に勝てません。
大手と同じことをしろとは言いません。しかし、大手にはできない方法で採用ページを充実させておく必要があります。例えば、数十名規模の会社であれば社長が毎日ビジネスブログを書くのもいいと思います。求人広告に謳い文句に社長との距離が近いと書いてあるのであれば社長の姿を見せてあげてください。
いくら社長との距離が近くても社長とそりが合わなければすぐに辞めてしまう理由にしかなりません。もし面倒だ、大変そうと思うのであれば、ぜひ一度ZMCのサービスを検討してください。ZMCは自社HPのコンテンツ制作を代行して、採用と営業を両面からサポートするサービスです。自社HPのコンテンツ制作なんてやろうと思えばいくらでもできます。自分でやってもビ・ハイアに頼んでもどっちでも構いません。しかし、少なくとも自社HPを全くいじっていなくて「応募が少ない」と思っているなら、それは解決すべき課題です。ぜひ今回の話を参考にして何かしらの対策と講じて、採用を上手く回転させていってください。
ビ・ハイア株式会社では、アニメゲーム漫画業界の求人サイト「ラクジョブ」を運営しております。最近では、コンテンツマーケティング、オウンドメディアに着目した新SEOサービス「ZMC」(ジーモック)を始め、自社HPからクリエイターを採用するためのサービスを提供しています。しかし、このZMCを始めたことで、今まで求人広告を利用して採用ができていた企業とできていなかった企業の違いも新しく見えてきたので、今回はその話をします。
あなたの会社に応募が来ないのにはちゃんと理由があった
求人サイトをサービスとして提供していると、どうしても「応募が少ない」と言われることがあります。一方で、そのような悩みもなく、応募も採用も順調な会社があります。会社の名前が有名だから、会社が大きいから、自社で作品を作っているからなどの理由も考えましたが、同じような条件でも違いが出ます。もちろん、求人記事が求職者に上手く刺さっていないからという理由も考えて、応募が多い企業の記事を参考にしたりもしましたが、やはり違いが出てしまいます。これまではそれでも何とかして応募を増やしてとやっていたのですが、新サービスZMCの提供のために色々な情報を探していく中で、一つの答えらしきものが見つかりました。
Googleの提唱したZMOT
それが、ZMOT(ジーモット Zero Moment of Truth)という考え方です。これは何か行動をする際には、必ず、1次接触の前に、情報収集という0次接触があり、その段階ですでに意思決定しているということです。例えば、「鍋が食べたい」と思った時には食べログなりぐるなびなりで近くのお鍋屋さんを探して、そのお店に向かう前にすでに「ここにしよう」と決めてしまっています。
お店に着いてからやっぱりここは辞めようとなることはほとんどありませんよね。ネットが発達し、スマホ一つでいくらでも情報収集ができるようになった現代では、様々な情報ソースで行動の前段階の検討が行われます。そこで興味を引かなかったり、問題が浮上したりすると行動に至ることなく、別の検討に移ってしまうということです。
あなたの会社は知らないところで調べ尽されています
そして、この前段階の検討は、重大な意思決定ほど様々な情報を基に総合評価されることになります。もちろん、応募という行為は、今後の人生の大半の時間を費やす場所を選択する行為です。
検討は慎重に慎重を重ねて検討されます。つまり、たとえ求人広告で募集を知ったとしても、すぐには応募せずにその会社の様々な情報を集めた上でないと応募してくれないということです。いくら求人広告にいいことが書いてあっても、自社HPが全く整っていなかったりするとそのギャップに不信感を感じます。
左の図は総務省の情報通信白書のものです。求職者が自社HPをみる頻度が上がっている事を示しています。
また、クライアントや退職者など内情を知る第三者からのネット上の評判があったりすると、たとえその情報が嘘だったとしても「火のない所に煙は立たない」と思われ嫌煙されてしまいます。そして怖いことにネット上の情報はこちらで消すことができません。
では、どうすればいいのか。それは大手の採用ページにヒントがあります。一般論的に言って、大手企業の方が中小企業よりも採用コンテンツが充実しています。動画が使われていたり、職種別にインタビューや仕事以外の部活動やイベントの活動記録が掲載されていたりします。中小企業だと、簡単な職種ごとの募集要項が掲載されているだけだったり、そもそも採用ページすら用意がなかったりします。必要ないと思っているのでしょうが、もはや求職者はワンソースだけでは安心できません。
求人広告を見た人は必ず企業HPも確認します。そこで採用ページすらないと「なんで求人広告はあるのに、企業HPには採用情報がないの?」となってしまいます。心配したその人は、ネットでその会社を調べ、あることないこと書かれた様々な情報を目にし、判断停止してその会社への応募を辞めてしまいます。
大手と戦う準備、できていますか?
一方で大手のように採用ページがしっかりしている会社であれば、見つけた採用ページの中から求人広告との整合性と探します。両方に合致してより確からしい情報を手に入れて、それが自分の求めるものと合致していたとき初めてその求人に応募します。
企業の社長や採用担当の方からすると「なんでそんな面倒なことを。内定が出てから考えればいいじゃん」と思うかもしれませんが、そうはいっても、実際にそうなのだから文句を言っても始まりません。
時代は変わったと思って受け入れるしかありません。では、受け入れた上でどうすればいいかというと、まずはHPを更新してください。面倒だと思うかもしれませんが、大手はその面倒なことをやっています。客観的に言って、転職希望者は大手に行きたがる傾向が強いです。ただでさえ不利な状況で、大手よりも採用に手を抜いていたら絶対に勝てません。
大手と同じことをしろとは言いません。しかし、大手にはできない方法で採用ページを充実させておく必要があります。例えば、数十名規模の会社であれば社長が毎日ビジネスブログを書くのもいいと思います。求人広告に謳い文句に社長との距離が近いと書いてあるのであれば社長の姿を見せてあげてください。
いくら社長との距離が近くても社長とそりが合わなければすぐに辞めてしまう理由にしかなりません。もし面倒だ、大変そうと思うのであれば、ぜひ一度ZMCのサービスを検討してください。ZMCは自社HPのコンテンツ制作を代行して、採用と営業を両面からサポートするサービスです。自社HPのコンテンツ制作なんてやろうと思えばいくらでもできます。自分でやってもビ・ハイアに頼んでもどっちでも構いません。しかし、少なくとも自社HPを全くいじっていなくて「応募が少ない」と思っているなら、それは解決すべき課題です。ぜひ今回の話を参考にして何かしらの対策と講じて、採用を上手く回転させていってください。
アニメゲームマンガ専門 業界発展 ビ・ハイア株式会社概要
このブログを書いた人
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松村 優ラクジョブ運営・メルマガ発行責任者 » 詳細プロフィール
早稲田大学法学部より新卒でラクジョブ会社の運営スタッフへ。アニメゲームマンガ、特にアニメへの想いは熱い。ジョジョでは7部の大統領が最も格好いいと熱弁し、スタッフ内で激論を交わす。松村が担当する求人は的確なフォローによりうまく行く確率が上がる!・・・故にそこら中からフォローを依頼されて仕事だらけな人気者。