2015.12.27 アニメゲーム会社 求人 人材採用のためには敢えて自社の悪い部分を書く?
イラストレーター、アニメーター、2DCGデザイナー、3DCGデザイナー等全てのクリエイター思い通りに採用できる方法はあるでしょうか。いい人材を求めている時に、自社のどの様なところをアピールして求人広告を出そうと考えますか?人気のアニメ、ゲームタイトルに関わっている、給料の面、やりがいや社内の環境等々。「うちの会社に入ったらこんな良い事があります!」という部分を押している求人広告は少なくありませんが実は問題です。それは求人広告を出したいと考えた会社と、職を求めている人材の事を最優先に考えていない求人広告の会社の責任と言えるでしょう。
しかし、自社にあった人材を探すため、または全く人材が応募してこないので止むを得ず少しオーバーに伝えている事はあると思いますが、その方法で求人広告を出すと、本当に求める人材は来ないばかりか、たとえ採用出来ても辞めてしまう可能性が高いです。それは人材側が入ってから知る、会社のしきたりやルールがミスマッチだと思えば辞めてしまうという事です。厚生労働省発表のデータに次の様な事があります。若者雇用関連デー タによると「中学、高校、大学の卒業3年後の離職率は、それぞれ65.3%、40.0%、32.3%となっています。」とあります。学歴によっても離職する確率は違いますが、学歴に違いがあってもどちらにしろ3年以内に辞めてしまう人材はこれだけいるのが、今のところの厚生労働省のデータです。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/12.html
採用後に辞めてしまう可能性のあるイラストレーター、アニメーター、2DCGデザイナー、3DCGデザイナーを1人採用するのにかかるコストはどれ位かかっているでしょうか?「採用すると言う事だけ」にかける費用はどれだけ用意できて、今までどの位かけて来たでしょうか。人材が辞めてしまってはまた費用がかかりますが、人材を採用したらどのくらいの期間働いて欲しいでしょうか。そして人材が辞めるという事は、キャリアアップを目指していく場合と、働いている会社が嫌になってと言う場合等がまず考えられる事ですが、「もう働いていられない」と言う考えに至るまで人材はどの様な考えでいるでしょうか?
人材が働いた会社を辞める理由が記されている、厚生労働省のデータをもとに作成された次の様なデータがあります。今回の調査結果を見ると、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」がトップで22.2%となっており、「人間関係がよくなかった」19.6%、「仕事が自分に合わない」18.8%、「賃金の条件がよくなかった」18.0%が続いている。とあります。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/uenishimitsuko/20140928-00039490/
人材を採用する前に労働時間や休暇、賃金、人間関係等を伝えていないのであれば、何を言っても会社側の責任になってしまいますし、もし少し辛い労働環境があるのならそれを伝えた上でやっていけそうな人であるのかを見極める事も必要でしょう。
ではどの様にすればイラストレーター、アニメーター、2DCGデザイナー、3DCGデザイナーで辞めにくく、さらにやりがいを持って活躍してくれる人を採用できるでしょうか?今までの求人広告の感覚に慣れていたり、初めて求人広告を使う会社さんにとっては信じがたい事かもしれませんが、自社の求める人材を採用するには「自社の環境や悪いとこと、変なところ、よくないと思われる様な事も含め本当の事をつつみ隠さず提示する」という事です。自社の求めている人材は誰でも良いというわけではないと思います。的を絞ってこんな人に来て欲しいと言う希望が必ず会社側にはあります。つつみ隠さず本当の事を求人広告に載せた場合、確実に自社に魅力を感じて応募してくる人材が来ます。現に私たちの会社で出した人材募集の記事は「こんなの見て来る人はいるのか?」と思うくらいの内容ですが、現に募集が来ています。会社側が思う存分望んだ人を想定し、会社の特徴や色を思いっきり出して求人広告を書くという事、それにヒットして来る人はいるという事が証明されています。むしろ本当に望むのは会社の良い面だけでない事も含めて応募してくる人材ではないでしょうか?
では、こんな事を書いたら応募してくる人がいなくなるのではないか、と言う実際の私たちの出している求人広告に載せられている内容をピックアップしてみます。
「とにかく社長の機嫌を損ねたり、社長の美学を理解しなかったりした時、更に言えばその2つが合わさった時の理不尽とも言える叱られ方は、後で1人になって(これがなかなか叱られた直後はなれないのも辛い)何度歯ぎしりしたかわかりません。また、仕事を終わらせるために随分前から決まっていた友達との約束を次々と反古にした時も、家族のイベントに行けなかった時も、やっぱり辞めようかと思いました。」
「この会社に居る限りは仕事最優先で、友達がどんどんいなくなり、孤独死するのかもしれないと思ったこともありましたし、こんなに仕事をしてもそれが売上に必ずしもつながる訳ではなかったので資金繰りはカツカツで、常に現金がなく1日を100円ローソンで買ってきたできるだけ大きいパンでしのいだり、suicaでご飯が食べれるお店にやたら詳しくなったり、こんな生活になっているのも全ては自分に売上を上げる能力が無くみんなに迷惑をかけているからだと自分を責めまくって自信をなくし、更に売上が上がらないバッドスパイラルに陥ったりしました。」
まだまだたくさんありますがあまりにも情報が沢山あるのでここでは割愛します。もちもん悪いと思われる様な面ばかり書いているわけではありません。良い事を書く、悪い事を書くと言うよりは、来て欲しい人材を想定して書いているだけなのです。そのためこれから求人を出したいと思っている会社さんの記事が、私達の求人広告の様な内容であるとは限りません。しかし、様々な会社の内側をはじめに提示する事で、離職率は圧倒的に減り、活躍する人を採用できる事になります。
果たして、今自社のHPや求人広告に載せている会社の内容はどの様なものでしょうか?つつみ隠さずと言っても全く募集が来なかったら困るので、どこまで書いて良いのかはわからないとは思いますが、まず自社がこういった事をやっていますという事ではまず求める人材から応募は来ません。自社の宣伝等で人材を求めるという事は良い事ばかりを期待してくる人がまず応募してきますし、自社の内側を少しも知らない人がくるのですからミスマッチが出て当然と言えば当然です。 求人広告に書いている内容が自社の特長の全てでしょうか?労働基準法第15条2項にある様に、採用時に明示された労働条件が事実と相違する場合、人材側は即時に契約を解除する事ができます。最近はネットでの情報も物凄いスピードで増えていますので、働く側もネットで法律を調べ理解している場合も多いでしょう。
自社にあった人材をいかにして採用するかという事に関しては、何もかも伝えればいいというわけではありませんが、今まででは考えられなかったアプローチをしていく必要があります。そうする事で、会社側も働く側もバランスのとれた関係性が築いていけますので、良い作品作りに集中できアニメゲームマンガ業界が発展して行きます。会社もしっかり利益をあげられ、さらに良い作品作りができれば、今以上に世の中を楽しませる事ができると考えています。
情報交換や採用についての質問はこちらから
しかし、自社にあった人材を探すため、または全く人材が応募してこないので止むを得ず少しオーバーに伝えている事はあると思いますが、その方法で求人広告を出すと、本当に求める人材は来ないばかりか、たとえ採用出来ても辞めてしまう可能性が高いです。それは人材側が入ってから知る、会社のしきたりやルールがミスマッチだと思えば辞めてしまうという事です。厚生労働省発表のデータに次の様な事があります。若者雇用関連デー タによると「中学、高校、大学の卒業3年後の離職率は、それぞれ65.3%、40.0%、32.3%となっています。」とあります。学歴によっても離職する確率は違いますが、学歴に違いがあってもどちらにしろ3年以内に辞めてしまう人材はこれだけいるのが、今のところの厚生労働省のデータです。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/12.html
採用後に辞めてしまう可能性のあるイラストレーター、アニメーター、2DCGデザイナー、3DCGデザイナーを1人採用するのにかかるコストはどれ位かかっているでしょうか?「採用すると言う事だけ」にかける費用はどれだけ用意できて、今までどの位かけて来たでしょうか。人材が辞めてしまってはまた費用がかかりますが、人材を採用したらどのくらいの期間働いて欲しいでしょうか。そして人材が辞めるという事は、キャリアアップを目指していく場合と、働いている会社が嫌になってと言う場合等がまず考えられる事ですが、「もう働いていられない」と言う考えに至るまで人材はどの様な考えでいるでしょうか?
人材が働いた会社を辞める理由が記されている、厚生労働省のデータをもとに作成された次の様なデータがあります。今回の調査結果を見ると、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」がトップで22.2%となっており、「人間関係がよくなかった」19.6%、「仕事が自分に合わない」18.8%、「賃金の条件がよくなかった」18.0%が続いている。とあります。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/uenishimitsuko/20140928-00039490/
人材を採用する前に労働時間や休暇、賃金、人間関係等を伝えていないのであれば、何を言っても会社側の責任になってしまいますし、もし少し辛い労働環境があるのならそれを伝えた上でやっていけそうな人であるのかを見極める事も必要でしょう。
ではどの様にすればイラストレーター、アニメーター、2DCGデザイナー、3DCGデザイナーで辞めにくく、さらにやりがいを持って活躍してくれる人を採用できるでしょうか?今までの求人広告の感覚に慣れていたり、初めて求人広告を使う会社さんにとっては信じがたい事かもしれませんが、自社の求める人材を採用するには「自社の環境や悪いとこと、変なところ、よくないと思われる様な事も含め本当の事をつつみ隠さず提示する」という事です。自社の求めている人材は誰でも良いというわけではないと思います。的を絞ってこんな人に来て欲しいと言う希望が必ず会社側にはあります。つつみ隠さず本当の事を求人広告に載せた場合、確実に自社に魅力を感じて応募してくる人材が来ます。現に私たちの会社で出した人材募集の記事は「こんなの見て来る人はいるのか?」と思うくらいの内容ですが、現に募集が来ています。会社側が思う存分望んだ人を想定し、会社の特徴や色を思いっきり出して求人広告を書くという事、それにヒットして来る人はいるという事が証明されています。むしろ本当に望むのは会社の良い面だけでない事も含めて応募してくる人材ではないでしょうか?
では、こんな事を書いたら応募してくる人がいなくなるのではないか、と言う実際の私たちの出している求人広告に載せられている内容をピックアップしてみます。
「とにかく社長の機嫌を損ねたり、社長の美学を理解しなかったりした時、更に言えばその2つが合わさった時の理不尽とも言える叱られ方は、後で1人になって(これがなかなか叱られた直後はなれないのも辛い)何度歯ぎしりしたかわかりません。また、仕事を終わらせるために随分前から決まっていた友達との約束を次々と反古にした時も、家族のイベントに行けなかった時も、やっぱり辞めようかと思いました。」
新卒募集 清水有高社長について行けない!辞めよう!と思った瞬間は?女性副社長平田が語るそれでも続けているのは?なんで?
「この会社に居る限りは仕事最優先で、友達がどんどんいなくなり、孤独死するのかもしれないと思ったこともありましたし、こんなに仕事をしてもそれが売上に必ずしもつながる訳ではなかったので資金繰りはカツカツで、常に現金がなく1日を100円ローソンで買ってきたできるだけ大きいパンでしのいだり、suicaでご飯が食べれるお店にやたら詳しくなったり、こんな生活になっているのも全ては自分に売上を上げる能力が無くみんなに迷惑をかけているからだと自分を責めまくって自信をなくし、更に売上が上がらないバッドスパイラルに陥ったりしました。」
新卒募集 清水有高社長について行けない!辞めよう!と思った瞬間は?女性執行役員大山が語るそれでも続けているのは?なんで?
まだまだたくさんありますがあまりにも情報が沢山あるのでここでは割愛します。もちもん悪いと思われる様な面ばかり書いているわけではありません。良い事を書く、悪い事を書くと言うよりは、来て欲しい人材を想定して書いているだけなのです。そのためこれから求人を出したいと思っている会社さんの記事が、私達の求人広告の様な内容であるとは限りません。しかし、様々な会社の内側をはじめに提示する事で、離職率は圧倒的に減り、活躍する人を採用できる事になります。
果たして、今自社のHPや求人広告に載せている会社の内容はどの様なものでしょうか?つつみ隠さずと言っても全く募集が来なかったら困るので、どこまで書いて良いのかはわからないとは思いますが、まず自社がこういった事をやっていますという事ではまず求める人材から応募は来ません。自社の宣伝等で人材を求めるという事は良い事ばかりを期待してくる人がまず応募してきますし、自社の内側を少しも知らない人がくるのですからミスマッチが出て当然と言えば当然です。 求人広告に書いている内容が自社の特長の全てでしょうか?労働基準法第15条2項にある様に、採用時に明示された労働条件が事実と相違する場合、人材側は即時に契約を解除する事ができます。最近はネットでの情報も物凄いスピードで増えていますので、働く側もネットで法律を調べ理解している場合も多いでしょう。
自社にあった人材をいかにして採用するかという事に関しては、何もかも伝えればいいというわけではありませんが、今まででは考えられなかったアプローチをしていく必要があります。そうする事で、会社側も働く側もバランスのとれた関係性が築いていけますので、良い作品作りに集中できアニメゲームマンガ業界が発展して行きます。会社もしっかり利益をあげられ、さらに良い作品作りができれば、今以上に世の中を楽しませる事ができると考えています。
情報交換や採用についての質問はこちらから
このブログを書いた人
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齋藤 加奈子 » 詳細プロフィール
齋藤加奈子。ラクジョブ運営会社に入る前は美容系の仕事をしていたが、何の因果かアニメゲームマンガ業界発展の一躍をになう。持ち前の性格と雰囲気の良さでお客さんからの評判も上々!ラクビジのマッチング、ラクジョブの人材相談などで人の話を聞くのが好き。更に相談スキルを上げていきたい!