2017.07.14 【大山のBL語り】 第6回『小さな恋のメロディ』嶋二
大山のBL語り 第6回!
ここからは完全に趣味です。
◆『小さな恋のメロディ』嶋二
http://amzn.to/2uYDaNR
Amazonよりあらすじ引用
—
幼馴染みの栄司と巽は、女子からホモ疑惑をかけられる程、常に一緒にいる仲。そんなある日、巽には小さい頃、『結婚の約束』をした相手がいることを知り、栄司は複雑な想いを抱きはじめ…? お年頃な男の子たちの青春グラフィティ。
—
Facebook友達の経営者男性が、なんだか最近楽しみにしてくれているらしいこのBL語り。仕事関連の人に性癖さらけ出しても引かれないこの業界に感謝だわ!ということで、その方が『銀魂』好きなので、銀魂同人時代から(ユーザーとして)お世話になっている作家さん、嶋二さんの作品をご紹介します!
これまで紹介してきた作品と比べ、圧倒的にピュア&フレッシュさはじける男子高校生が主人公です。いままで取り上げてきた作品だけ見てると大山は身体の関係から入る系が好きなのか?と勘違いされそうですが、断じて違うとお伝えしておきましょう!(だが嫌いではない)
私は!!
身体の関係があろうがなかろうが!!
好きなの?好きじゃないの?好きって友情の好きなの?それとも恋愛?どういう立ち位置でいればいいの?と内面の葛藤でいつまでもハッキリした関係になれずそれでもどうしても惹かれ合ってしまって触れざるを得ない、欲しがらざるを得ないということに気付いて恋愛の対象として自覚しちゃって今までの関係と強制的に変わらざるを得なくなってしまい思い悩む男子達が!!!
大っ好きなんだよ!!!!(ここまで一息)
本作は家が隣同士の幼なじみ男子高校生が主人公。昔は女みたいだといじめられ、自分の後ろをついてくるばかりだった巽を守ってやろうと、小さい頃に「ヨメにしてやる」と約束した栄司。高校生になった今では巽の方が背も高くしっかり者に成長し、朝起こしてもらうところからテスト勉強の指南まで頼り切りで「俺がいないと何も出来ない」と言われてぐうの音も出ない状態です。
そんな巽に彼女ができたと他の友達から聞き、「なぜ俺に一番に言わない?」とモヤモヤする栄司。思わず巽にも辛く当たってしまいますが、このモヤモヤとイライラが、仲の良い幼なじみだから来ているものなのか、昔結婚の約束をしたのは俺なのに、と嫉妬しているからなのか、自分の気持ちに戸惑うが故に必要以上に意識するようになってしまいます。
学生ものの良いところは、どんなに心が大荒れで、整理が付いていなかったとしても問答無用で朝が来て登校する必要があって、絶対顔を合わせてしまってまた心がかき乱されるし、それでいて責任を負うのはテストの点数ぐらいな物なので日がな一日悩んでいられるという点ですね!
これで社会人物だと同じ社会人として「そんなに悩んでいては仕事に支障が出るのでは」といらぬ心配をしてしまうものですが、責任のない学生が主人公なら私、ママかおばさん視点で「おうおう、悩め悩め青少年!」と終始ニッコリしていられます。
しかも名探偵コナンで育ち、鍛えられている幼なじみカップル原理主義者でもあるので、もう幼なじみ同士が出てきた時点で結ばれるディスティニー感じちゃってるからなにも心配してない!なんだかんだ色々事件があって引き裂かれそうになったりもするけど例え付き合っていようと居なかろうと大丈夫、問題ない!結末まで見てないけど結ばれるんだよね知ってるー!毎年GWに映画コナンで履修してる幼なじみディスティニー論完璧マスターしてるよ!バッチ恋!てな感じで悩む男子高生を尻目にハピエン全裸待機でふんぞり返って高みの見物ですよ。
ヨメにしてやる、と言われた方の巽君が攻めなんですけどね、この成長していく過程で受け攻め交代しちゃってた感じがまたおいしいですよね。言った方は忘れるけど、言われた方はしっかり覚えてるというのは良くあることで。巽君は何気なく言われた「ヨメにしてやる」って言葉を何度も何度も反芻して大事に心の中で育てながら、自分の役割だと思って栄司のお世話してたんでしょうね。それでお世話しすぎて段々自然に全身預けちゃって巽がいないと何も出来なくなる栄司を包み込むようにしていつの間にか手中に収めちゃう、精神的優位にいつの間にか立っちゃう感じ、「執念の攻、爆誕」って感じで良いですよね。
いままでずっと恋を明かすのを我慢してお世話役に徹してきた巽が、栄司が巽をそういう目で意識し出すようになったのを悟って一気に攻めに転じる展開、嫌いじゃないですね〜〜〜〜。(ニヤニヤ)
男子高校生だからタダでさえヤりたい盛りなんだけど、ただヤりたいに終始するのではなく長年の想いが積み重なって気持ちも身体も全部欲しいという気持ちがあふれ出しているのが巽の栄司を見るまなざしに全部込められていてグッときます。
ヤりたいだけの男は最悪だけど、言ってることは「したい」でも、目でその奥にある想いが語られているのが、もう、嶋二先生GJだし見てる我々は栄司大好きド直球ド真剣だけど等身大な一途童貞男子高生の巽にも共感できるし、こんな熱っぽい目で見られたら受ける側なんて不安でいっぱいなのに応えてやりたくなっちゃう栄司にも共感できちゃうし、ようやく結ばれそうな二人に涙目で拍手を送る外野おばさんとしても楽しめちゃうしで、一粒で二度どころか三度おいしい!!いやん超お得やんけ!ありがとう!!という気持ち。ホックホク幸せになれること請け合いなのでぜひニコニコしながら財布のひもを緩めて本を買いましょうね。
ここからは完全に趣味です。
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幼馴染みの栄司と巽は、女子からホモ疑惑をかけられる程、常に一緒にいる仲。そんなある日、巽には小さい頃、『結婚の約束』をした相手がいることを知り、栄司は複雑な想いを抱きはじめ…? お年頃な男の子たちの青春グラフィティ。
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Facebook友達の経営者男性が、なんだか最近楽しみにしてくれているらしいこのBL語り。仕事関連の人に性癖さらけ出しても引かれないこの業界に感謝だわ!ということで、その方が『銀魂』好きなので、銀魂同人時代から(ユーザーとして)お世話になっている作家さん、嶋二さんの作品をご紹介します!
これまで紹介してきた作品と比べ、圧倒的にピュア&フレッシュさはじける男子高校生が主人公です。いままで取り上げてきた作品だけ見てると大山は身体の関係から入る系が好きなのか?と勘違いされそうですが、断じて違うとお伝えしておきましょう!(だが嫌いではない)
私は!!
身体の関係があろうがなかろうが!!
好きなの?好きじゃないの?好きって友情の好きなの?それとも恋愛?どういう立ち位置でいればいいの?と内面の葛藤でいつまでもハッキリした関係になれずそれでもどうしても惹かれ合ってしまって触れざるを得ない、欲しがらざるを得ないということに気付いて恋愛の対象として自覚しちゃって今までの関係と強制的に変わらざるを得なくなってしまい思い悩む男子達が!!!
大っ好きなんだよ!!!!(ここまで一息)
本作は家が隣同士の幼なじみ男子高校生が主人公。昔は女みたいだといじめられ、自分の後ろをついてくるばかりだった巽を守ってやろうと、小さい頃に「ヨメにしてやる」と約束した栄司。高校生になった今では巽の方が背も高くしっかり者に成長し、朝起こしてもらうところからテスト勉強の指南まで頼り切りで「俺がいないと何も出来ない」と言われてぐうの音も出ない状態です。
そんな巽に彼女ができたと他の友達から聞き、「なぜ俺に一番に言わない?」とモヤモヤする栄司。思わず巽にも辛く当たってしまいますが、このモヤモヤとイライラが、仲の良い幼なじみだから来ているものなのか、昔結婚の約束をしたのは俺なのに、と嫉妬しているからなのか、自分の気持ちに戸惑うが故に必要以上に意識するようになってしまいます。
学生ものの良いところは、どんなに心が大荒れで、整理が付いていなかったとしても問答無用で朝が来て登校する必要があって、絶対顔を合わせてしまってまた心がかき乱されるし、それでいて責任を負うのはテストの点数ぐらいな物なので日がな一日悩んでいられるという点ですね!
これで社会人物だと同じ社会人として「そんなに悩んでいては仕事に支障が出るのでは」といらぬ心配をしてしまうものですが、責任のない学生が主人公なら私、ママかおばさん視点で「おうおう、悩め悩め青少年!」と終始ニッコリしていられます。
しかも名探偵コナンで育ち、鍛えられている幼なじみカップル原理主義者でもあるので、もう幼なじみ同士が出てきた時点で結ばれるディスティニー感じちゃってるからなにも心配してない!なんだかんだ色々事件があって引き裂かれそうになったりもするけど例え付き合っていようと居なかろうと大丈夫、問題ない!結末まで見てないけど結ばれるんだよね知ってるー!毎年GWに映画コナンで履修してる幼なじみディスティニー論完璧マスターしてるよ!バッチ恋!てな感じで悩む男子高生を尻目にハピエン全裸待機でふんぞり返って高みの見物ですよ。
ヨメにしてやる、と言われた方の巽君が攻めなんですけどね、この成長していく過程で受け攻め交代しちゃってた感じがまたおいしいですよね。言った方は忘れるけど、言われた方はしっかり覚えてるというのは良くあることで。巽君は何気なく言われた「ヨメにしてやる」って言葉を何度も何度も反芻して大事に心の中で育てながら、自分の役割だと思って栄司のお世話してたんでしょうね。それでお世話しすぎて段々自然に全身預けちゃって巽がいないと何も出来なくなる栄司を包み込むようにしていつの間にか手中に収めちゃう、精神的優位にいつの間にか立っちゃう感じ、「執念の攻、爆誕」って感じで良いですよね。
いままでずっと恋を明かすのを我慢してお世話役に徹してきた巽が、栄司が巽をそういう目で意識し出すようになったのを悟って一気に攻めに転じる展開、嫌いじゃないですね〜〜〜〜。(ニヤニヤ)
男子高校生だからタダでさえヤりたい盛りなんだけど、ただヤりたいに終始するのではなく長年の想いが積み重なって気持ちも身体も全部欲しいという気持ちがあふれ出しているのが巽の栄司を見るまなざしに全部込められていてグッときます。
ヤりたいだけの男は最悪だけど、言ってることは「したい」でも、目でその奥にある想いが語られているのが、もう、嶋二先生GJだし見てる我々は栄司大好きド直球ド真剣だけど等身大な一途童貞男子高生の巽にも共感できるし、こんな熱っぽい目で見られたら受ける側なんて不安でいっぱいなのに応えてやりたくなっちゃう栄司にも共感できちゃうし、ようやく結ばれそうな二人に涙目で拍手を送る外野おばさんとしても楽しめちゃうしで、一粒で二度どころか三度おいしい!!いやん超お得やんけ!ありがとう!!という気持ち。ホックホク幸せになれること請け合いなのでぜひニコニコしながら財布のひもを緩めて本を買いましょうね。
このブログを書いた人
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大山 莉加執行役員 » 詳細プロフィール
ラクジョブ運営会社ビ・ハイア株式会社のBLofBLにして、千葉出身の東京都港区民。肉食系女子に見せかけたBL。BL好きのコスプレイヤーと思いきや日本で最もアニメゲームマンガ業界の案件情報、ビジネスマッチングに優れてるのでは・・・と思わせる情報量。彼女のおかげで倒産の危機を乗り切ったり、突然ラインが空いた!!という悲劇を乗り切ったアニメゲームマンガ業界の社長も多い。