ビ・ハイア ニュース

2016.02.23 手塚治虫に学ぶ?!AfterEffects案件の工数を減らしリピートを増やした、ある人気映像制作会社さんをご紹介!

taglio dell'ora 遊技機案件は差し戻しが当然?
クリエイティブな仕事はズレが起こりやすい。これは当然の話です。元々0から1を生み出すからこそ「クリエイティブ」なんですが、発注という形になった場合、完成イメージにズレがあると、クリエイティブは迷子になります。「これはイメージが違う」ということで何度もやり直しになる遊技機案件には特に顕著。差し戻しをたびたび食らい、現場が疲弊するという話題は珍しくありません。

そんな中、ある工夫で差し戻しの分の工数を短縮し、案件をスピーディーに納品し、リピートも数多くもらっているある会社さんがあります。その会社は2年前まで遊技機の仕事に携わったことがありませんでした。しかし新規案件を受け始めるようになってからリピートが増え、今でも特にAfterEffects系の案件は得意としています。本日は、この会社さんが得意としているAfterEffectsの仕事をいかに進めているかについてご紹介したいと思います。

ae1    「派手な感じで」だけで1000種類

今回ご紹介するのはコトブキワークス株式会社さん。遊技機の仕事が多いためにHPではそういった実績の紹介がされていませんが、実際に打合せとなるとNDAを結んだ上で実績ムービーを見せてくれます。コトブキワークスさんはAfterEffects系の演出案件を得意としています。その理由は「沢山のパターンをアーカイブ化しているから」。

コトブキワークス株式会社

例えば遊技機のアタリ演出をする場合、そこには無限の数の組み合わせがあります。「炎が下の方で燃えてて、ここで数字が回って、ギリギリまでカウントダウンして・・・こういう、派手な感じ」という指示があったとしても、炎のパターンだけで随分考えられますし、数字のデザインや回る速度、カウントダウンの方法なども考えると、細かい部分まで調整するのに長い時間がかかります。

しかしコトブキワークスでは、こういった時、自社内でアーカイブ化してある1000以上の演出から似たものをまず引っ張り出して、具体的にクライアントに見せながら「このパターンで炎をもう少し大きく」「色味を少し明るくする」など細かい調整をしてゆきます。その結果、クライアントと外注先で共有するイメージのズレや溝が埋まりやすくなり、リテイクや差し戻しも少なくなるのです。

Funny guy with book手塚治虫も使っていた?!アーカイブ手法

更に、コトブキワークスではどのデザイナーもすぐ演出を共有出来るよう、アーカイブを社内共有ハードディスクに入れて、いつでも引き出せるようにしています。そのため指示もしやすく、すぐ作業に入れるようになっています。何より、受注を受けてから作った演出は主要要素(キャラクターや、作品を特定されてしまうような素材など)を除いて全てアーカイブに追加されてゆくので、受注を重ねる毎に仕事がやりやすくなります。

因みにこの「全ての実績をアーカイブ化する」というのは、あの手塚治虫も使っていたワザです。いくつかの手塚治虫本や、最近出あればドラマ化もした『ブラックジャック創作秘話』にもある有名な話です。手塚治虫はまだPCも満足に無い頃、アシスタントに自分の漫画の背景を描かせる際、「『三ツ目がとおる』の〇巻×コマ目の背景をアオリ構図で入れてくれ」などと、過去の作品の背景をある種のアーカイブとして指示していました。驚くべきは、それらが全てデータベース化されていたのは手塚治虫の頭の中だけだった、ということですが・・・。(手塚治虫は海外から日本のアシスタントに背景依頼をする際、目の前に1冊も資料が無いにもかかわらず、全て空で指示していたという)

ae3コトブキワークスの強みについて

AfterEffectsへの強さはコトブキワークスの魅力の1つでしかありません。2名いる社長はどちらも、ゲームや映像制作で最先端の3DCG技術に関わってきた現場の出身です。現在はMaxをメインとして使っていますがMayaへの対応も少しずつしており、AfterEffectsだけでなくモーションも得意。もちろんモデリング仕事も対応しています。

しばらくはアニメやゲーム、遊技機とは関係無い分野でのCG仕事が多かったのですが、去年頃から遊技機の案件、ゲームの案件を増やし、特に遊技機に関しては前述の通りリピートを数多くもらうなど好評です。現在もいくつかリピートのお客様からの仕事を請けていますが、新規開拓にも積極的な会社さんですので、ご興味がある場合は是非下記までご連絡下さいませ。

コトブキワークス株式会社

問合せフォーム

またはビ・ハイアからもお問い合わせ頂けます。
toiawase

このブログを書いた人

アバター画像

平田 悠貴ビ・ハイア株式会社副社長 » 詳細プロフィール

ラクジョブ運営会社で2番目に偉い人で現場で1番偉い人。東京都在住。学習院大学文学部哲学科出身。ラクジョブはこの平田さんがいなかったらもっと前になくなっていたでしょう。アニメをみて、作画が良いと良く感動して泣きます。

ページ上部へ戻る

このブログを書いた人

アバター画像

平田 悠貴

ビ・ハイア株式会社副社長

ラクジョブ運営会社で2番目に偉い人で現場で1番偉い人。東京都在住。学習院大学文学部哲学科出身。ラクジョブはこの平田さんがいなかったらもっと前になくなっていたでしょう。アニメをみて、作画が良いと良く感動して泣きます。

もっと見る

新着動画
カテゴリー
  • アニメゲーム遊技機案件情報
  • 外注先情報
  • 社長ブログ
  • 採用戦略情報
  • 営業戦略情報
  • 自社スタッフ募集情報
  • サービス内容・価格・実績
  • メルマガバックナンバー
アーカイブ
  • 運営会社情報
  • お問い合わせ