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今日スタッフを叱りました。物凄く単純にいうとお給料もらっているんだから仕事をしましょう、です。お金をもらっているんだから仕事をしよう、これって当たり前のことで何で今更叱る必要があるんでしょうか。それでもやっぱり何かしらズレがあるから伝えるわけです。

さて、その話の前に下記の写真を見て下さい。撮影したのはiPhone6Sです。左が普通の撮影。右がHDR加工されたものです。HDRは違う設定で同じ場面を何枚も撮影し、いいとこ取りして後から合成した物です。暗いところもくっきり、明るいところもしっかり映ります。

同じ写真でも全く違いますよね。私は写真が好きでカメラを何個も持ち、レンズも沢山持っています。よく撮影します。そうすると、目で見てる画像をそのまま撮影したり、綺麗に被写体を撮影する、というのは結構大変なことだ、と言うことがわかってきます。カメラのレンズによって写し取られる世界も違いますし、同じレンズでもカメラの設定によって全く違う画像になります。それと同じように、同じ人間の目で見ている世界でも立場が違い、考えている事が違うと世界が全く変わるのです。

良く熟年離婚の危機、などといいますが、アレも何十年も一緒にいて、同じ所で暮らしているのに一切心が通い合ってない証拠ですよね。見てる世界が違う。更にいうと見てる世界が違うということすら気づいていないのです。一緒に暮らしていても立場が違うとお互い何も共有為ていない、そんなことは人間だと普通にあり得ます。そう考えると、うちのスタッフは短いと1年程度、長いとはいえ10年くらいで理解出来ている、ズレが無い、なんて思う方がおかしいですよね。

カメラですら同じシーンを撮っても違う物を映し出せるのです。人間なら同じ経験をしても同じような物を共有出来るはずがありません。

会社は何の為に存在しているのか？

会社は何の為に存在しているのか。それは簡単で

社会に価値を提供するため
です。レストランだったら美味しいご飯と気持ちいいサービスを提供します。アニメだったら見て楽しくて売れるアニメを作ります。ゲームも漫画もそうです。タクシーや鉄道、飛行機などの交通手段は早く便利に移動することを伝えています。社会に価値を提供するために会社は存在してるのです。もっとかみ砕いていうと

お金は自分で使うよりもうまく使ってくれる所に集まる
のです。タクシーなら『自分のほうが速く到着するし、車だって持ってるよ』と言う人はタクシーを使いません。レストランでも『自分で作った方が美味しいし、片付けもしてくれる人がいるから』と言う人はレストランを使いません。

あなたにとっての会社は何の為に存在しているの？

これを聞かれた時に

成長したいから
自己実現です
アフター5を充実させるため
子育てをするため
内定が欲しいから

などなら全てNGです。それはお客さんがお金を払う理由になりません。会社は社会に価値を提供するために存在していて、その価値を実現するためにスタッフや社長を含めた構成員がいます。だから社長だって自分の年収を高めるために会社を利用してはダメなのです。中には自分の飲み代を稼ぐために経営してるんじゃ無いのか？という社長もいますがそれはだめです。

ルールを守って社会に価値を出すために会社はある
労働者と会社は労働法や商法、会社法などを守る必要があります。ビ・ハイアが残業代支給100％、有給消化率100％なのは労働者に対してルールを守る必要があるからです。ビ・ハイアには業務委託のスタッフもいますが、それはそれで業務委託としての契約をしっかり守ってあげる必要があります。このルールを守って会社は社会に価値を提供している必要があります。

会社がルールを守っているならスタッフもルールを守って欲しい
労働者なら売上が上がろうが上がらなかろうが給料が出ます。残業が出ます。お客からクレームを受けようが、どうなろうが給料は出ますし、有給を申請されたら認める必要があります。そこをどんな理由があっても経営者は守る必要があります。売上が上がってないから、仕事が遅いから、クレームがあるのは労働者の責任だから、といってサービス残業が当たり前の会社がありますが、それは言語道断です。

会社はルールを守り、社会とお客に価値を提供する
この大前提に対して『アフター5を充実させるため』が1％も混ざっていたらNGです。あなたのアフター5を充実させるために会社は存在してませんし、お客さんはお金を払ってくれません。これは自分が消費者なら当たり前ですよね。レストランに行ってメニューを注文する時に『このレストランの店員さんのアフター5の充実のためにお金を払おう』と欠片も思わないはずです。

社長が『社会とお客に価値を提供するために会社が存在する』を忘れていたら言語道断ですが、スタッフがそこからズレていると私は『こら、違うでしょ』という必要があります。ビ・ハイアがお金をもらったのは社会に価値を提供するためです。ラクジョブは人材を採用するために存在してますし、ラクビジは売上をアップしてもらうために存在しています。

たま〜にしんどかったり、眠かったり、恋人に振られたりすると他人のために働いている！ということよりも自分が辛い、自分を守りたい、自分が･･･となってしまいます。それでもお客さんは関係ありません。あなたが今日接した電車の改札の人、タクシーの運転手、レストランのウェイターウェイトレスさんは今日も何かしんどかったかもしれません。それでもそれをおもんばかられることはありません。それが仕事は仕事でしょ、ということです。

そういう時、ビジネスは容赦ありません。あなたの都合など関係なく、市場環境もお客さんも要求してきます。『社会とお客に価値を提供するために会社が存在する』を忘れてしまうことはスタッフ本人にもビジネスマンのキャリアとして自殺行為です。会社全体がそれを続けていたら会社が潰れます。それはみんながハッピーにならないのでずれているとダメよ、と言う時があるのです。

でもね、理屈は分かっても辛いと思うよ。それでも頑張りたい！と言う人はビ・ハイアに応募して下さい。それでは！

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