2016.01.23 SEO対策 アニメ ゲーム 漫画業界で受注を促進させられる企業webサイトとは?
こんにちはビ・ハイアの平田です。来週月曜日は交流会。今回も200名近い企業様が参加予定です。今回、参加者の確認のためにリストを再度確認してみました。本日はそこで明らかになった、メーカーさんから受注を受けられるHPと受けられないHPの違いです。
実録!こんなwebサイトは10秒で離脱される!
今回は、ある得意先の大手メーカーさんに「この会社はお勧めですよ」とお伝えするためにも社名とHPをまとめていました。外注先を探されていたので開発会社やイラスト制作会社をまとめ、社名とHPが見られるようにしてデータをiPadに入れ、メーカーの開発責任者さんの元で開いたのですが・・・いくつか一緒に見た後に、責任者さんが一言。「なんか、取引したいと思えるHPの会社が無いですね・・・」
そうなんです。どの会社さんも基本的に自社HPがあるんですが、メーカーの担当者が欲しい情報が見つけにくい、あるいは載っていないのです。実はこういったご意見は当企業様に限らず、今までもあらゆる会社さんから言われてきました。元請会社、メーカー、SAP、出資会社・・・私達が出会ったあらゆる会社さんの役員やプロデューサーの方から「開発会社や制作会社のHPって、何だか欲しい事が書いてないよね」というお声を頂いています。
「見てもよくわからない」と言われる企業HPの特徴は?
「見てもよくわからない」と言われる企業HPにはいくつか特徴があります。
・TOPページに飛ぶまでにムービーが入っている
・スマホで開けない(Flash非対応)
・企業理念は載っているが、会社の仕事内容が載っていない
・仕事内容が「ゲームアプリの開発」「アニメ作品の制作」など最低限
・工事中が多い
・更新が1年以上行われていない
これらは最も代表的なものです。発注側が最も知りたいのは「売り」なのですが、意外と売りの部分について書かれていないHPは沢山あります。今回調べたものでも9割の会社さんが上記に該当しました。これは発注側の知りたい事を受託側のHPが発信できていないのが問題です。
自己PRとやる気だけする人材は採用されない
私達は求人の仕事もしていますが、メーカーの人事採用担当からも受託制作会社からも、そしてアニメゲーム漫画業界どこからでも第一に言われるのは「スキルのある人が欲しい」ということです。これが新人なら「伸びしろがある人」。しかし就職や転職になれていない人材は、面接での自己PRにものすごく力を入れます。会社側が知りたいのは「どんな経験があるか」「ゲーム(アニメ)制作の即戦力になるか」の部分ですが、人材側は自己PRとして最初に「私はとてもゲームが好きです!情熱は誰にも負けません!」「私は過去、このような経験から諦めないことを学びました!」といったアピールを必死で行います。
はっきり言ってしまえば、発注側にしても人材を採用する企業にしても、「現場の仕事に直接関わらない部分」のヒアリングは二の次にしたいと感じています。確かに「魂が合う!と感じる会社と仕事をしたい」というメーカーさんは多数いらっしゃいますが、いくら考えや魂が合致したとしても、Mayaを使ってのモデリングが必須のゲーム制作案件をMaxメインの開発会社には任せられないのです。「確かに良い会社ですし、いつか一緒に仕事もしたいですが、スキルが足りなくて・・・」という発注主様からの声もこれまで何度耳にしたかわかりません。まずは何が出来るかというスキルが合致すること、理念はそれからなのです。
10分滞在される企業HPとは
今回リストをお見せした中で、1社だけ「ここは!」と責任者さんが目をとめたサイトがありました。それも開発会社さんで、他の企業様と比べても技術力や開発体制が飛び抜けて優秀!という訳ではありませんが、地道に中堅の開発を行っている開発会社さんです。この会社さんのHPは、トップページにまず「Unityを用いたスマホアプリ制作、サーバー運用はお任せ下さい!」というように強みが書いてあり、「制作実績はこちら」「サービス内容はこちら」という大きなバナーアイコンがすぐ目に入るようになっています。通常の企業サイトにもある「会社概要」「企業理念」といったメニューバーもありますが、「強み」「実績」「サービス内容」が一目でわかりすぐにアクセスできる事が、発注者側から最も魅力的に映ったようでした。
このように「一目でわかること」は何より大切です。今回と別のメーカー担当の方からも、「見にくい企業HPを目にすると、『この会社はHPを見る発注者側の気持ちを推し量れないということだから、発注したとしてもトラブルになるんだろうと思ってしまいます・・・』」というご意見を頂いた事があります。その方は、というかその会社のプロデューサーの方は皆「HPを見て3秒以内に得意分野がわからない会社は、期待をしない部類に入れる」と話していました。けっこうシビアな世界です。
今日からできる「優良HP」への第一歩
厳しい意見ばかりが続いてしまいましたが、そうは言ってもすぐにHPを変えるなんて無茶な話だ!と思うかもしれません。それであっても1つだけ、とにかくトップページのどこでも良いので「弊社は××の制作に優れた会社です!」という一文だけでも足して頂きたいと思います。「ゲームアプリ制作会社です」「アニメ制作会社です」だけではなく、何を強みしているかを必ず付け足して下さい。「RPGゲームやカードゲームの企画に自信のあるゲームアプリ制作会社です」「美少女系アニメの制作が得意なアニメ制作会社です」と特徴を書くだけでも、見る側の印象に断然残りやすくなります。
ただ、これは単なる応急処置にすぎません。本来であれば自社の専門特化しているスキルについて細かい説明を書くことでSEO的にも見つけられやすくなりますし、更に言えば毎日実績や研究開発についての自社発信記事が増えれば増えるほど効果は増します。こういった自社HPの改善についても弊社ではコンサルティングをしていますが、まずは少なくともHPに強みを書くだけでも行ってみて下さい。交流会を月曜日に控えている今だからこそ、強くお勧めいたします。もっと劇的に問合せを増やしたい、少なくとも今の10倍くらいにはしたい!という会社さんは、交流会で当日私にご質問頂くか、下記のフォームよりお問い合わせをどうぞ。
ビ・ハイアへのお問い合わせは下記からどうぞ
実録!こんなwebサイトは10秒で離脱される!
今回は、ある得意先の大手メーカーさんに「この会社はお勧めですよ」とお伝えするためにも社名とHPをまとめていました。外注先を探されていたので開発会社やイラスト制作会社をまとめ、社名とHPが見られるようにしてデータをiPadに入れ、メーカーの開発責任者さんの元で開いたのですが・・・いくつか一緒に見た後に、責任者さんが一言。「なんか、取引したいと思えるHPの会社が無いですね・・・」
そうなんです。どの会社さんも基本的に自社HPがあるんですが、メーカーの担当者が欲しい情報が見つけにくい、あるいは載っていないのです。実はこういったご意見は当企業様に限らず、今までもあらゆる会社さんから言われてきました。元請会社、メーカー、SAP、出資会社・・・私達が出会ったあらゆる会社さんの役員やプロデューサーの方から「開発会社や制作会社のHPって、何だか欲しい事が書いてないよね」というお声を頂いています。
「見てもよくわからない」と言われる企業HPの特徴は?
「見てもよくわからない」と言われる企業HPにはいくつか特徴があります。
・TOPページに飛ぶまでにムービーが入っている
・スマホで開けない(Flash非対応)
・企業理念は載っているが、会社の仕事内容が載っていない
・仕事内容が「ゲームアプリの開発」「アニメ作品の制作」など最低限
・工事中が多い
・更新が1年以上行われていない
これらは最も代表的なものです。発注側が最も知りたいのは「売り」なのですが、意外と売りの部分について書かれていないHPは沢山あります。今回調べたものでも9割の会社さんが上記に該当しました。これは発注側の知りたい事を受託側のHPが発信できていないのが問題です。
自己PRとやる気だけする人材は採用されない
私達は求人の仕事もしていますが、メーカーの人事採用担当からも受託制作会社からも、そしてアニメゲーム漫画業界どこからでも第一に言われるのは「スキルのある人が欲しい」ということです。これが新人なら「伸びしろがある人」。しかし就職や転職になれていない人材は、面接での自己PRにものすごく力を入れます。会社側が知りたいのは「どんな経験があるか」「ゲーム(アニメ)制作の即戦力になるか」の部分ですが、人材側は自己PRとして最初に「私はとてもゲームが好きです!情熱は誰にも負けません!」「私は過去、このような経験から諦めないことを学びました!」といったアピールを必死で行います。
はっきり言ってしまえば、発注側にしても人材を採用する企業にしても、「現場の仕事に直接関わらない部分」のヒアリングは二の次にしたいと感じています。確かに「魂が合う!と感じる会社と仕事をしたい」というメーカーさんは多数いらっしゃいますが、いくら考えや魂が合致したとしても、Mayaを使ってのモデリングが必須のゲーム制作案件をMaxメインの開発会社には任せられないのです。「確かに良い会社ですし、いつか一緒に仕事もしたいですが、スキルが足りなくて・・・」という発注主様からの声もこれまで何度耳にしたかわかりません。まずは何が出来るかというスキルが合致すること、理念はそれからなのです。
10分滞在される企業HPとは
今回リストをお見せした中で、1社だけ「ここは!」と責任者さんが目をとめたサイトがありました。それも開発会社さんで、他の企業様と比べても技術力や開発体制が飛び抜けて優秀!という訳ではありませんが、地道に中堅の開発を行っている開発会社さんです。この会社さんのHPは、トップページにまず「Unityを用いたスマホアプリ制作、サーバー運用はお任せ下さい!」というように強みが書いてあり、「制作実績はこちら」「サービス内容はこちら」という大きなバナーアイコンがすぐ目に入るようになっています。通常の企業サイトにもある「会社概要」「企業理念」といったメニューバーもありますが、「強み」「実績」「サービス内容」が一目でわかりすぐにアクセスできる事が、発注者側から最も魅力的に映ったようでした。
このように「一目でわかること」は何より大切です。今回と別のメーカー担当の方からも、「見にくい企業HPを目にすると、『この会社はHPを見る発注者側の気持ちを推し量れないということだから、発注したとしてもトラブルになるんだろうと思ってしまいます・・・』」というご意見を頂いた事があります。その方は、というかその会社のプロデューサーの方は皆「HPを見て3秒以内に得意分野がわからない会社は、期待をしない部類に入れる」と話していました。けっこうシビアな世界です。
今日からできる「優良HP」への第一歩
厳しい意見ばかりが続いてしまいましたが、そうは言ってもすぐにHPを変えるなんて無茶な話だ!と思うかもしれません。それであっても1つだけ、とにかくトップページのどこでも良いので「弊社は××の制作に優れた会社です!」という一文だけでも足して頂きたいと思います。「ゲームアプリ制作会社です」「アニメ制作会社です」だけではなく、何を強みしているかを必ず付け足して下さい。「RPGゲームやカードゲームの企画に自信のあるゲームアプリ制作会社です」「美少女系アニメの制作が得意なアニメ制作会社です」と特徴を書くだけでも、見る側の印象に断然残りやすくなります。
ただ、これは単なる応急処置にすぎません。本来であれば自社の専門特化しているスキルについて細かい説明を書くことでSEO的にも見つけられやすくなりますし、更に言えば毎日実績や研究開発についての自社発信記事が増えれば増えるほど効果は増します。こういった自社HPの改善についても弊社ではコンサルティングをしていますが、まずは少なくともHPに強みを書くだけでも行ってみて下さい。交流会を月曜日に控えている今だからこそ、強くお勧めいたします。もっと劇的に問合せを増やしたい、少なくとも今の10倍くらいにはしたい!という会社さんは、交流会で当日私にご質問頂くか、下記のフォームよりお問い合わせをどうぞ。
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このブログを書いた人
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平田 悠貴ビ・ハイア株式会社副社長 » 詳細プロフィール
ラクジョブ運営会社で2番目に偉い人で現場で1番偉い人。東京都在住。学習院大学文学部哲学科出身。ラクジョブはこの平田さんがいなかったらもっと前になくなっていたでしょう。アニメをみて、作画が良いと良く感動して泣きます。