2016.01.19 ビ・ハイアはアニメゲーム漫画の○○を占拠した?! 営業対象を絞ると問合せは増える?減る?
「狭い業界」は本当に狭いのか
アニメやゲームの受託開発会社の社長さんと話をしているとよく「狭い業界」という言葉が出てきます。「狭い業界だから噂がすぐに広まるよ。」とか「狭い業界だからこの間訪問した会社が前職の知り合いの会社だったよ。」と言ったように、実際の数字と言うよりは実体験に基づいて「似た業態の会社との距離が近い」という意味で主に用いられるようです。実際、弊社で把握しているだけでアニメゲーム(スマホ含む)漫画遊技機業界でメーカー・制作/開発会社含めて4,000社前後。スマホバブル以降は小規模なアプリ開発会社も日々生まれているので、実際はもっといるのかもしれませんが、帝国データバンクや東京商工リサーチにも載っていない新規企業も含めて大体このぐらいだと認識しています。
市場規模マップによると、ソーシャルゲーム業界売上高は5,756億円、家庭用ゲーム業界売上高は3,210億円、パチンコ業界売上高は3.5兆円、アニメ業界売上高は2,595億円、出版業界売上高は1.6兆円で、全て足しても一番大きな自動車・同付属品製造業に10倍ほどの差を付けられています。そう考えると確かに狭い業界かも知れませんが、市場規模上位に入る建設、医療、生命保険、不動産、外食などの衣食住に関わるところと比べても、エンターテイメントという生命に関わるような部分ではないにも関わらずこれだけの売上を上げているということ自体を誇って良いのではないかと思います。
売り先が減る事への恐怖
扱っているものが新しく、生命に関わるものでもなく、時に実態もなく情報だけのこともあり、かつ社数も少ないにもかかわらず日本全体の市場の中でもかなり高水準な売上を上げている業界にいるにも関わらず、中で仕事をしている現場の社長達はその恩恵を余り感じていないようです。「狭い業界」だから何でもやらなくては売り先が減ってしまうと言わんばかりにみな一様に「何でもやります。」と口にします。確かに少し前までは、「何でもやります営業」は有効でした。今よりももっと業界は狭く、開発規模が小さかったので部分部分で切り分ける必要もなかったし、一元して請け負ってくれるところの方が安心できたからです。しかし、ソーシャルゲームの市場規模がコンシューマーを抜いた昨今では、かつてコンシューマーで2年に1本のペースで作られていた開発案件を同じ予算で数ヶ月に一本のペースで出すようになり、1社1本丸受け体制よりも分業して流れ作業を行う方が効率が良くなり、今までの営業方法が通用しなくなってきていると同時に、狭い狭いと思っていた業界は多様な分業特化の会社で膨張してきています。
購買行動の変化とそれに合わせた売り方の変化
発注する側として、分業体制で複数社に同時進行で制作・開発をしてもらう方が都合が良い状況になったため、今までの「1社で丸受けさせてください!何でも出来ます!」といった営業法は用をなさなくなってきたとお伝えしましたが、ではどうすればいいのかというと、まずは環境の変化に伴う購買活動の変化を情報として仕入れることが第一です。以前、別の記事でも書きましたが『Three years ago, we changed the marketing rulebook.』我々は3年前にマーケティングのルールを変えました。と2014年にGoogleが発表しているとおり、FMOTからZMOTへ、購買行動のモデルが変化しています。
ZMOT Why It Matters Now More Than Ever
https://www.thinkwithgoogle.com/articles/zmot-why-it-matters-now-more-than-ever.html
どういうことかというと、実際に商品を見てから発注するかどうか検討するのではなく、検索で見つかったところである程度は既に検討が完了しているということです。購買行動は店舗・店頭型から、検索型へと大きな移行を遂げました。個人の購買活動だけではなありません。個人の集まりである会社でも同じ事です。もはや、営業に来てくれたランダムな会社の中から選んで発注をかけるのではなく、発注担当者が営業に来て欲しい会社を検索で選ぶ時代です。と、いうことは検索をかけられた時点で発注担当者の視界に入らないと、営業の機会はありません。
「Unity 出向」はビ・ハイアが占拠した
ここで、みなさんも普段どういう風に検索をしているか想像して見てください。Googleの検索画面にキーワードを入力する際、ほしい商品を表す一番具体的でわかりやすい単語を入力するはずです。それを企業の発注担当者も行っているとしたら、まず「ゲーム開発 なんでもできる」とか「ゲーム開発 技術力」とは調べません。「なんでもできる」や「技術力」は曖昧すぎて、誰のどんな基準で「なんでもできる」とか「技術力がいい」なのかが分からないため、実際に検索する際は「ゲーム開発 Unity 渋谷区」や「ゲーム Maya 出向」など更に的を絞って限定されたキーワードで検索をするはずです。と、いうことは「何でもやります営業」ではまず検索には引っかからなくなってきているということです。これでは問合せは見込めません。ためしに、Googleで御社の名前を検索してみてください。そうすれば御社のHPが検索上位に出てくるはずですが、同じぐらい上位に御社が出てくる社名以外のキーワードはありますか?御社名で検索するのは御社を知っている会社だけです。検索して選ばれるためには、社名以外に検索に引っかかりやすいより具体的で他にはない強みを用意しておく必要があります。たとえば「Unity 出向」で検索をすると、業界内では飛び交っている単語なのにもかかわらず、ほぼそれを売りにしている会社がいないために1ページまるごとビ・ハイアの情報が出てきます。実際に、弊社はこうした試みを行った結果、新規問合せ数が月間10倍に増えました。どの検索キーワードを攻めるか決めたら、ただそのキーワードに即したHP情報を追加で更新し続けるだけでGoogle上で確実に発注者に選ばれお問い合わせを受ける会社に、自社を作り替えることが出来るのです。
狭い業界だからこそ検索で勝つ
まだまだ狭い業界。そうかもしれません。でも、利益率も高く情報産業でいくらでも仕事を生み出していける成長業界で御社は勝負しています。複数案件が走っていて案件が多様化している中、一本丸受けが一番良いという概念はもう古く、パートパートのスペシャリストとして仕事を切らさずお問い合わせを受けまくるというのが成功パターンだと言われる日はそう遠くない事だと思います。強みに専門特化し、その専門性に惹かれて受ける問合せは御社優位に仕事を運ぶチャンスでもあります。「対象を絞ると問合せは増える?減る?」という最初の質問の答えは、「増える。圧倒的に増えます!」です。専門性を打ち出してネット検索結果を自社で埋め尽くすことは、今からでも誰でもできます。まずは、どのキーワードで戦うか決めましょう。その上で、検索上位に来る記事の書き方がわからなかったり、記事を書きためること自体が難しい場合は弊社を頼ってください。
弊社でお手伝い出来ることについては上記に詳細があります。みなさんがそれぞれ自社の強みを活かした、感謝される仕事が出来るように心から応援しています。業界発展!
市場規模マップ
http://visualizing.info/cr/msm/
アニメやゲームの受託開発会社の社長さんと話をしているとよく「狭い業界」という言葉が出てきます。「狭い業界だから噂がすぐに広まるよ。」とか「狭い業界だからこの間訪問した会社が前職の知り合いの会社だったよ。」と言ったように、実際の数字と言うよりは実体験に基づいて「似た業態の会社との距離が近い」という意味で主に用いられるようです。実際、弊社で把握しているだけでアニメゲーム(スマホ含む)漫画遊技機業界でメーカー・制作/開発会社含めて4,000社前後。スマホバブル以降は小規模なアプリ開発会社も日々生まれているので、実際はもっといるのかもしれませんが、帝国データバンクや東京商工リサーチにも載っていない新規企業も含めて大体このぐらいだと認識しています。
市場規模マップによると、ソーシャルゲーム業界売上高は5,756億円、家庭用ゲーム業界売上高は3,210億円、パチンコ業界売上高は3.5兆円、アニメ業界売上高は2,595億円、出版業界売上高は1.6兆円で、全て足しても一番大きな自動車・同付属品製造業に10倍ほどの差を付けられています。そう考えると確かに狭い業界かも知れませんが、市場規模上位に入る建設、医療、生命保険、不動産、外食などの衣食住に関わるところと比べても、エンターテイメントという生命に関わるような部分ではないにも関わらずこれだけの売上を上げているということ自体を誇って良いのではないかと思います。
売り先が減る事への恐怖
扱っているものが新しく、生命に関わるものでもなく、時に実態もなく情報だけのこともあり、かつ社数も少ないにもかかわらず日本全体の市場の中でもかなり高水準な売上を上げている業界にいるにも関わらず、中で仕事をしている現場の社長達はその恩恵を余り感じていないようです。「狭い業界」だから何でもやらなくては売り先が減ってしまうと言わんばかりにみな一様に「何でもやります。」と口にします。確かに少し前までは、「何でもやります営業」は有効でした。今よりももっと業界は狭く、開発規模が小さかったので部分部分で切り分ける必要もなかったし、一元して請け負ってくれるところの方が安心できたからです。しかし、ソーシャルゲームの市場規模がコンシューマーを抜いた昨今では、かつてコンシューマーで2年に1本のペースで作られていた開発案件を同じ予算で数ヶ月に一本のペースで出すようになり、1社1本丸受け体制よりも分業して流れ作業を行う方が効率が良くなり、今までの営業方法が通用しなくなってきていると同時に、狭い狭いと思っていた業界は多様な分業特化の会社で膨張してきています。
購買行動の変化とそれに合わせた売り方の変化
発注する側として、分業体制で複数社に同時進行で制作・開発をしてもらう方が都合が良い状況になったため、今までの「1社で丸受けさせてください!何でも出来ます!」といった営業法は用をなさなくなってきたとお伝えしましたが、ではどうすればいいのかというと、まずは環境の変化に伴う購買活動の変化を情報として仕入れることが第一です。以前、別の記事でも書きましたが『Three years ago, we changed the marketing rulebook.』我々は3年前にマーケティングのルールを変えました。と2014年にGoogleが発表しているとおり、FMOTからZMOTへ、購買行動のモデルが変化しています。
ZMOT Why It Matters Now More Than Ever
https://www.thinkwithgoogle.com/articles/zmot-why-it-matters-now-more-than-ever.html
どういうことかというと、実際に商品を見てから発注するかどうか検討するのではなく、検索で見つかったところである程度は既に検討が完了しているということです。購買行動は店舗・店頭型から、検索型へと大きな移行を遂げました。個人の購買活動だけではなありません。個人の集まりである会社でも同じ事です。もはや、営業に来てくれたランダムな会社の中から選んで発注をかけるのではなく、発注担当者が営業に来て欲しい会社を検索で選ぶ時代です。と、いうことは検索をかけられた時点で発注担当者の視界に入らないと、営業の機会はありません。
「Unity 出向」はビ・ハイアが占拠した
ここで、みなさんも普段どういう風に検索をしているか想像して見てください。Googleの検索画面にキーワードを入力する際、ほしい商品を表す一番具体的でわかりやすい単語を入力するはずです。それを企業の発注担当者も行っているとしたら、まず「ゲーム開発 なんでもできる」とか「ゲーム開発 技術力」とは調べません。「なんでもできる」や「技術力」は曖昧すぎて、誰のどんな基準で「なんでもできる」とか「技術力がいい」なのかが分からないため、実際に検索する際は「ゲーム開発 Unity 渋谷区」や「ゲーム Maya 出向」など更に的を絞って限定されたキーワードで検索をするはずです。と、いうことは「何でもやります営業」ではまず検索には引っかからなくなってきているということです。これでは問合せは見込めません。ためしに、Googleで御社の名前を検索してみてください。そうすれば御社のHPが検索上位に出てくるはずですが、同じぐらい上位に御社が出てくる社名以外のキーワードはありますか?御社名で検索するのは御社を知っている会社だけです。検索して選ばれるためには、社名以外に検索に引っかかりやすいより具体的で他にはない強みを用意しておく必要があります。たとえば「Unity 出向」で検索をすると、業界内では飛び交っている単語なのにもかかわらず、ほぼそれを売りにしている会社がいないために1ページまるごとビ・ハイアの情報が出てきます。実際に、弊社はこうした試みを行った結果、新規問合せ数が月間10倍に増えました。どの検索キーワードを攻めるか決めたら、ただそのキーワードに即したHP情報を追加で更新し続けるだけでGoogle上で確実に発注者に選ばれお問い合わせを受ける会社に、自社を作り替えることが出来るのです。
狭い業界だからこそ検索で勝つ
まだまだ狭い業界。そうかもしれません。でも、利益率も高く情報産業でいくらでも仕事を生み出していける成長業界で御社は勝負しています。複数案件が走っていて案件が多様化している中、一本丸受けが一番良いという概念はもう古く、パートパートのスペシャリストとして仕事を切らさずお問い合わせを受けまくるというのが成功パターンだと言われる日はそう遠くない事だと思います。強みに専門特化し、その専門性に惹かれて受ける問合せは御社優位に仕事を運ぶチャンスでもあります。「対象を絞ると問合せは増える?減る?」という最初の質問の答えは、「増える。圧倒的に増えます!」です。専門性を打ち出してネット検索結果を自社で埋め尽くすことは、今からでも誰でもできます。まずは、どのキーワードで戦うか決めましょう。その上で、検索上位に来る記事の書き方がわからなかったり、記事を書きためること自体が難しい場合は弊社を頼ってください。
定期的な情報配信の重要性はわかった・・・けど書く暇が無いから頼む!という問合せについて
弊社でお手伝い出来ることについては上記に詳細があります。みなさんがそれぞれ自社の強みを活かした、感謝される仕事が出来るように心から応援しています。業界発展!
市場規模マップ
http://visualizing.info/cr/msm/
このブログを書いた人
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大山 莉加執行役員 » 詳細プロフィール
ラクジョブ運営会社ビ・ハイア株式会社のBLofBLにして、千葉出身の東京都港区民。肉食系女子に見せかけたBL。BL好きのコスプレイヤーと思いきや日本で最もアニメゲームマンガ業界の案件情報、ビジネスマッチングに優れてるのでは・・・と思わせる情報量。彼女のおかげで倒産の危機を乗り切ったり、突然ラインが空いた!!という悲劇を乗り切ったアニメゲームマンガ業界の社長も多い。