2016.01.03
猫を撫でながら心の社会 脳の探検 マーヴィン・ミンスキーを読んで

心ってそもそもなんですか?という事をずっと考えて、書いている。ミンスキー博士の主張は『心とはそれ自体意味の無い単純な神経反応の集合体』ということ。心の社会の最初にも書いてあるけど
この本では心というのがどうはたらくのかを説明しよう。中略〜この本では心が沢山の小さな部分を組み合わせて作れると言う事を示そうと思う。ただし、それぞれの部分には心がないものとしよう。
とある。これだけだと普通の人は?ではないだろうか。心がないような小さな部分を組み合わせていくと心になるってどういうこと??と言う事ではないだろうか。ミンスキー博士の主張は人間の認識、反応というのは一つ一つを細かく分けていくといわゆる『人間的な心のある反応』ではなく小さな神経レベルの反応でしかない。しかし、何故かそれが集まると人間の心になる、と言う事。すごく大ざっぱな説明なので、詳しく知りたい人は1,000ページに挑戦してください。





人間は自分には心があり、思考がある、動物や機械にはそれがない。合ったとしても人間とは違う低いレベルの反応に過ぎない、と思っている人の方が多い。でも、実は機械のプログラムも、猫の反応も、人間の心とやらも同じだとしたら・・・あなたはどう思いますか。ビックリですよね。

マーヴィン・ミンスキーはマサチューセッツ工科大学(MIT)メディア・アート&サイエンスの東芝プロフェッサーであり,電子工学およびコンピュータ科学の教授である。人工知能,心理学,光学,数学,および計算理論の先駆的研究を進めてきた。コンピュータ・グラフィックス,知識と意味論,マシン・ビジョン,およびマシン・ラーニングの分野に多大な貢献をし,宇宙探索に関する技術にも情熱を注いだ。1990年には日本国際賞を受賞している。 ミンスキー教授は,インテリジェント・ロボット研究の先駆者の一人であり,触覚センサー,視覚スキャナーと,ソフトウェアおよびインタフェースを用いてロボットハンドを開発し,1951年には世界初のニューラル・ネットワーク学習マシンを開発した。1959年,ジョン・マッカーシーとともに,MIT人工知能研究所を創設。人工知能,知覚,言語の研究分野でインパクトの大きい論文を発表。The Society of Mind( 邦題『心の社会』)は,心についての何百ものアイデアを提供しており,それらのアイデアは本書の内容へと発展している。
こういう一見すると仕事と関係ない読書こそ楽しいですね。思考が広がります。それに、一見すると関係ないだけで、実は仕事とめっちゃくちゃ関係ありますよ。仮にGoogleに最高級の人工知能が搭載されて、iPhoneやアンドロイド端末に『私は転職したいのだけど、どこがいいかな?』と相談したら『ココがいいです』と教えてくれるようになったとしましょう。そしたらリクナビ、ラクジョブ含めて全ての求人広告サイトは潰れます!(笑)その未来はもう少し先になりそうですが、絶対そういう時代は来るでしょう。その時、我々は何をすべきか、今からそなえることもできるわけです。
こういうことは、自分が今興味ある本、今、読みたい本、今の仕事に関係あるモノばかり読んでいると絶対出てこないものです。私は自社のスタッフ達にもよく『仕事とは関係ない古典、哲学を読みなさい』『ビジネス書ばかり読まずに思想書や、あるいは他業界の本を読みなさい』と伝えているのはこれが理由です。つまり、ビ・ハイアに入ると沢山、仕事と関係ないような本まで読んで、しかもそれについて思考することを求められるわけです。めっちゃ大変ですよ。楽しいけどね。
そんな社長がいて月100冊以上の読書ばかりいるスタッフがいるビ・ハイア株式会社の募集の概要はコチラ
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このブログを書いた人
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清水 有高ビ・ハイア株式会社 代表取締役社長 » 詳細プロフィール
アニメゲームマンガ専門求人サイトラクジョブ 運営会社代表。アニメ超好き・ゲーム超好き・マンガ超好き。アニメゲームマンガはBlu-rayも、ゲームも、マンガもジャケ買いが楽しい。後、読書大好き。マンガ以外に一月1,500冊以上読む読書家。アニメゲームマンガに囲まれて生きるためにこの会社を作ったような人。