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※ここからは完全に趣味です。

◆『隣の彼が痩せまして。』遊楽夏
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Amazonよりあらすじ引用
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同期の細田隆彦は、かなりぽっちゃりな癒し系。
そんな彼が、血のにじむようなダイエットの末、超イケメンに大変身したっ!!
元々、仕事はできるし、性格は温和、これに見た目が揃えばモテない訳がない!
かくいう俺も俺好みに変身した隆彦にムラムラするようになっちゃって…
襲われたくなかったら、オレの前で無防備な姿さらすなよっ!
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痩せたら友達がめちゃめちゃ好みになってしまってドギマギする・・・
前提がBLなだけに、必要以上に「自分が男だから妙に意識してしまって・・」みたいな文脈で語られるけど、普通に男女間でもあり得ることですよね！

「見た目が好みになったから」って書くとすごいゲンキンにみられがちだけど
痩せるとだいぶ人って印象変わるものだし、実際に太ってた人が痩せただけで別人みたいになった例とかも見たことがあるので
友達としての彼とは全くの別人と知り合ってしまったかのような新鮮でドキドキした気持ちになることは、確実にあると思うんです。
しかも、相手は「自分は自分のまま」の感覚だから、今までと同じように親しく接して来るわけでしょう。
こっちは今まで知らなかった側面を知ってしまって初対面のような気持ちなのに今までの関係性が生きた状態で親密に接されたらそりゃ意識しちゃいますわ！！！

まぁ、そういう「別に男女でもそんなこと普通にあるよね」という共感も持ちつつ、
「自分がゲイだから友達のことをそういう風に見ちゃって・・・」と苦悩する受の姿を見るのも好きなんですけど。
むしろもっと悩んで葛藤してやけっぱちになって「どうせ俺なんてワンナイトラブでも全然いけちゃう尻軽だから」とか自暴自棄になって
色んな男と寝たあとに、やっぱり他の人じゃダメで彼のことだけが好きなんだと思って一人で涙してほしいし、なんだったらそのことを知った攻に軽蔑されたと思い込んで
姿をくらましたりすったもんだあーだこーだあって最終的に友人より深い絆で結ばれました〜fin.〜みたいな展開で5巻ぐらい続いても全然美味しくいただけるし
むしろそのぐらいのボリューム使ってくれて全然構いませんよ！？（ていうかお願いします）

もともとが短編なので、両思いだとわかってから光の速さでベッドインするしデブで童貞だったのに
寝て見たら絶倫だったというご都合展開で、さくっと読めるからそれはそれで需要があるんですけど、
絵柄も好きだし「だいしゅきホールド」をさりげなく1コマ挟んで来るとか性癖をちょい出ししてくる感じにアンテナが反応したので、
むしろもっとその性癖を前面に出す場がほしいと私、嘱望する所存です。

まだ遊楽夏先生の単行本はそんなにたくさん世に出ていないのでこれから注目していきたいと思います！