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【大山のBL語り】第30回

※ここからは完全に趣味です。

◆『知ってるよ。』ひなこ
http://amzn.to/2gilVEx Amazonよりあらすじ引用
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警戒心の強い動物を懐かせるって、こんな気分かな——。
優等生を演じる沢端は、目つきの悪い強面の星崎に、笑顔が好きだと告げられる。
良い噂のない星崎に警戒していたものの、噂とは真逆のいじらしくて素直な星崎を知るたび、優越感を覚えていく。
そんな時、クラスメートと話す星崎の笑顔を見た沢端は苛つきから優等生を演じきれなくなり——。
他、ブラコン兄の前後編も収録!
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もう30回目・・・？怖・・・。
多分40回目の時も50回目の時も言うんだろうけど1桁目が変わるたびに毎回自分でびっくりするよ！
そんな30回目の節目に！何をするわけでもなくいつも通りおすすめBLを粛々とおすすめします！

今回の主人公は沢端くん（攻）。クラスで面倒ごとに巻き込まれたくないがために優等生を演じる爽やか笑顔の黒髪男子高生です。なんと言うかね、沢端とは動機は違えど私も高校時代からいじめとかの面倒ごとから脱出したいと思って明るい性格ぽい振る舞いを意識してしていたからすごーく気持ちわかるんですよね。

自分では気づかれてないと思ってそれまで誰にも突っ込まれてこなかった笑顔の裏の薄汚い感情とかめんどくさい性格とかを、「知ってた。笑ってても多分本心じゃないんだろうなって。結構わかりやすいよ沢端って」とズバッと言われて丸裸にされプライドも粉々クソ恥ずかしい思いをした後に、それもわかった上で好意的に捉えてくれて好きだと言う感情を隠さない相手が目の前に現れた時の気持ち・・・！惚れてまうやろーーー！！！！（なお実際にそんなことは私の身には起きなかった模様）

星崎とかさ、第一印象眉毛ないしヒョウ柄シャツ着てるしすごい関わりたくない要素バリバリなのに、そんな、本質を突くようなセリフ吐いてしかも反応が小動物みたいに可愛いってギャップ知っちゃったらさ。もうさ。胸のDOKIDOKI止められNAIだろ！？眉毛ないのすら可愛く見えてくる病気にさ、かかるよね。沢端目線でもう星崎のことメタクソ可愛がりたくなっちゃうよね。

私的には星崎の泣き顔が最高に萌えポイントなんですけど・・・と言うとすげぇクズ野郎っぽいんですけど、違うよ！？いじめっ子じゃないよ！なぜ星崎の泣き顔が好きかと言うと、星崎の方が沢端より内面はずーーっと大人で人の本質を見る目に長けているんだけど、そんな星崎が泣くほど好きになってしまったのが内面がまだ成長不十分な沢端で、そんな虚勢を張り続けて表面取り繕ってばかりだった沢端が思わず素直になって心動かされちゃうほど、星崎の涙は取り繕ったお面を全部剥がすような綺麗で純粋な涙だからです。

身長も対人スキルも沢端の方が上なのに、実際の精神面は星崎が上で、結果沢端が星崎に依存して星崎から懐かれてるかどうか？とか他の人（友人とか星崎兄とか）よりも自分が好かれているか？を価値基準に定めて一人ナワバリ争い＆マウンティングを展開しているサマは、見た目と内面が逆転してて面白いし、かつ沢端が素で生きられるようになったんだね、とほっこりします。
今まで人のことも自分のことも信じられず、取り繕わないと愛されないと心のどこかで思っていた沢端が、全部見すかす綺麗な瞳を持つ星崎の横で、必死に星崎に好かれたいと七転八倒して見苦しくあがきながら成長していくんだろうなと想像するとクッソ萌える。今後の成長過程を想像してご飯6杯食える。

残念ながら今のところ続編は出ていないのですが、コミックス発売が2013年なのにも関わらず、2016年にドラマCD化されててものすごくビビりました。しかも、沢端の声がさ、私がどハマりしているアイドルジャンルの最推しで某抱かれたい男ナンバーワンの中の人だったから思わず声に出して「ひっ（小声）」って言ったよね。（in社内）ダメですダメです去年出たばっかってことはもう私の推しの声を担当なさっている頃じゃないですか。そんな推しの要素を内在せし中の人の声で演じられたの聞いたら私もう†┏┛墓┗┓†（強制終了）