2017.08.24 【大山のBL語り】第28回『宇田川町で待っててよ。』秀良子
※ここからは完全に趣味です。
◆『宇田川町で待っててよ。』秀良子
http://amzn.to/2ioRhdc
コミックシーモアよりあらすじ引用
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「どうやらあいつは女の服を着ていると俺に抵抗できない」渋谷区宇田川町――人通り多い街中で、同級生・八代の女装姿を目撃してしまった百瀬。気になった彼は八代をナンパする。一方、百瀬の熱の籠もった視線をそらせない八代は渡された女子高の制服を着て彼の前に立つが…!? 純粋かつ扇情的! 臆病な女装男子と一途すぎる男子高校生の不器用で青いラブストーリー!
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エロやお耽美、ギャグだけでない。ストーリーで読ませる新世代BLの代表的作家の一人、秀良子先生の、中でもこの作品は超傑作です。
テニミュの黒羽麻璃央君主演で実写映画化もしました。
当時実写化を知ってめちゃくちゃ衝撃受けたしめちゃめちゃ見に行きたかった・・・!
あらすじには「臆病な女装男子」と書いてありますが、普段の学園生活では女装男子の八代の方がクラスの人気者で、目撃してしまった方の百瀬がどちらかというと影キャラ。
クラスの人気者で、筆下ろしもクラスで一番可愛い子。彼女も何人もいたし、他校の女子と遊びに行ってその日のうちにベッドインしたりもする女慣れしてる人気者、八代がどうして女装をして、渋谷で何を待っているのか?
等身大の男子高生が、抱える秘密。
それは女装をしているということではなく、自分でも触れてはいけないと思って隠していたもっともっと深い心の奥の、一番柔らかい部分。
活発で明るくて、なんの悩みもなさそうな健康な男子高生にだって、人には言えない、自分でもなかなか認められない秘密がある。
その秘密を知ってなお、受け止めてくれる、いや、むしろそれがいいと言ってくれる人は、案外近くにいるもんだ。
ネタ的な女装ものBL作品もたくさんありますし、それはそれで面白いんですが、本作はそれらとは一線を画しています。BLというカテゴライズさえしてはいけないような。
もっと、まっさらな気持ちで見て欲しいような気持ちです。
LGBTだったり、ゲイだったり、人をカテゴライズすることはできるけど、本来一人一人それぞれの理由があり、心の動きがあり、その人のオリジナルの人生があるものなんです。その反対に理由なんかないけど「それがいい」と無条件で肯定してくれる人もいるもので、理由や普通であることにこだわる人に、理由も普通の基準も関係なくあなたがいいんだと言ってくれる人が出会うことで、自分に蓋をしている状態から解放されるんだと、一つの救いの形を見たように感じました。
◆『宇田川町で待っててよ。』秀良子
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コミックシーモアよりあらすじ引用
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「どうやらあいつは女の服を着ていると俺に抵抗できない」渋谷区宇田川町――人通り多い街中で、同級生・八代の女装姿を目撃してしまった百瀬。気になった彼は八代をナンパする。一方、百瀬の熱の籠もった視線をそらせない八代は渡された女子高の制服を着て彼の前に立つが…!? 純粋かつ扇情的! 臆病な女装男子と一途すぎる男子高校生の不器用で青いラブストーリー!
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エロやお耽美、ギャグだけでない。ストーリーで読ませる新世代BLの代表的作家の一人、秀良子先生の、中でもこの作品は超傑作です。
テニミュの黒羽麻璃央君主演で実写映画化もしました。
当時実写化を知ってめちゃくちゃ衝撃受けたしめちゃめちゃ見に行きたかった・・・!
あらすじには「臆病な女装男子」と書いてありますが、普段の学園生活では女装男子の八代の方がクラスの人気者で、目撃してしまった方の百瀬がどちらかというと影キャラ。
クラスの人気者で、筆下ろしもクラスで一番可愛い子。彼女も何人もいたし、他校の女子と遊びに行ってその日のうちにベッドインしたりもする女慣れしてる人気者、八代がどうして女装をして、渋谷で何を待っているのか?
等身大の男子高生が、抱える秘密。
それは女装をしているということではなく、自分でも触れてはいけないと思って隠していたもっともっと深い心の奥の、一番柔らかい部分。
活発で明るくて、なんの悩みもなさそうな健康な男子高生にだって、人には言えない、自分でもなかなか認められない秘密がある。
その秘密を知ってなお、受け止めてくれる、いや、むしろそれがいいと言ってくれる人は、案外近くにいるもんだ。
ネタ的な女装ものBL作品もたくさんありますし、それはそれで面白いんですが、本作はそれらとは一線を画しています。BLというカテゴライズさえしてはいけないような。
もっと、まっさらな気持ちで見て欲しいような気持ちです。
LGBTだったり、ゲイだったり、人をカテゴライズすることはできるけど、本来一人一人それぞれの理由があり、心の動きがあり、その人のオリジナルの人生があるものなんです。その反対に理由なんかないけど「それがいい」と無条件で肯定してくれる人もいるもので、理由や普通であることにこだわる人に、理由も普通の基準も関係なくあなたがいいんだと言ってくれる人が出会うことで、自分に蓋をしている状態から解放されるんだと、一つの救いの形を見たように感じました。
このブログを書いた人
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大山 莉加執行役員 » 詳細プロフィール
ラクジョブ運営会社ビ・ハイア株式会社のBLofBLにして、千葉出身の東京都港区民。肉食系女子に見せかけたBL。BL好きのコスプレイヤーと思いきや日本で最もアニメゲームマンガ業界の案件情報、ビジネスマッチングに優れてるのでは・・・と思わせる情報量。彼女のおかげで倒産の危機を乗り切ったり、突然ラインが空いた!!という悲劇を乗り切ったアニメゲームマンガ業界の社長も多い。