2017.08.09 【大山のBL語り】第21回『テンカウント』宝井理人
※ここからは完全に趣味です。
◆『テンカウント』宝井理人
http://amzn.to/2wHBFne Amazonよりあらすじ引用
—
「黒瀬くんといると、少しだけ
普通の人になったみたいに錯覚する」
潔癖症の社長秘書・城谷は
偶然出会ったカウンセラーの黒瀬から、
潔癖症を克服するための
個人的なカウンセリングを受けることになる。
10項目を1つずつクリアする療法を進めるうち、
次第に黒瀬に惹かれていく城谷だが……?
無愛想なカウンセラーと潔癖症の社長秘書、
センシティヴな恋のセラピー。
—
きました。本命。
あまりに好きすぎてYOUTUBEでテンカウントについて語りまくってたら
一部のファンの方の中で大山のYOUTUBEのキャプチャが「宝井先生本人」として
出回り、宝井先生ご本人のお耳にも入ったらしく、その動画は削除させてもらった何てこともありました。(宝井先生、あの時は本当にご迷惑をおかけしました)
この作品のスンバラシイところは、私がオススメするにしては肌の露出が少ないこと!(おい)
まぁ〜〜〜『雄っぱぶ』とか紹介してる私なので、みんなどうせ大山はエロばっか読んでると思ってるんでしょ!失敬な!!
・・・うるせーー!読んでるBL漫画の99.8%はエロだよ!!!
なんかエロがないと損した気分になる(?)じゃん!?
でもね、この『テンカウント』に関してはエロじゃなくてもいいんです。
むしろ、潔癖症の主人公の話なので、常にかっちりとスーツを着込んでいて極端に露出は少ないし、手も直接は物に触れたくないがために手袋に覆われています。
他人との接触はNG。コーヒーカップの回し飲みもNG。そんな状態で何をどうやって恋愛に発展するんだ・・・?と、お思いですよね?ね??
騙されたと思って一気に5巻まで買っておしまいなさいよーー!!??
これはね、1巻だけじゃダメなんです。
2巻、3巻、4巻、と、続けて読んで行くことで最高に精神が削られ、1本の細い糸になって張り詰めた状態で、何かに縋ることも許されず満身創痍になったところで自ら落とし穴に落ちて行くような、現世のこだわりを全て投げ出して気持ちよくなる感覚を楽しんで欲しいんです。
すごく美しい絵柄で、繊細で、淡白で、清廉な感じのキャラクターなのにも関わらず、
黒瀬も城谷も、その綺麗な表面の下は存外ドロドロしています。
外側の世界ではなく自分が一番汚いと感じている心の大きな傷が潔癖症として現れている城谷の本質に気がつき、自分しか彼を救えないと思い込んで徹底的に自分に依存させようと根回しする黒瀬の無表情に隠されたどす黒い執着心が城谷にとっての精神的支えとなって見事に利害が一致し共依存の関係になる二人。
色々なもののタガが外れ、汚さをさらけ出してもっと暴いて欲しいと望んでしまった時、最初の慎ましやかさとの対比もできないぐらいにぐずぐずに乱れ、
欲しいけど、汚したくない。触って欲しいけど、触られるのは怖い。理性を無くし乱れでいる自分を、理性的な自分が見つめて戒める背徳にどうしようもなく恍惚してしまう城谷の、禁欲から解き放たれたエロさ!!(結局エロかい)
直接的描写というよりも、特に城谷の過去から見られる禁欲的であらなければならないと
自分に強いてきた性格が、あらゆる葛藤の末についに解放されるというこの情報的エロさ(!?)がたまらんのですよ!!本番が来るまでにズーーーーーッと禁欲的に、ギリギリ腕からすり抜けて行く城谷さんばっかり見てきたもんだから。しかも、潔癖になってしまうほどに苦しい子供の頃からの自己嫌悪を知ってしまってるわけだから、より一層、黒瀬という名の落とし穴に自ら落ちる瞬間というのは印象的に、生 き て 来 る ん で す よ!!(号泣/CV:松岡修造)
はぁ、はぁ、ハァーーーー(息切れ)・・・読もう。読み直して来る。
何がいいたいかって、重要なのは直接的なエロさじゃないんだ。精神を全部裸にされたような丸腰の過敏な状態での、暴力的なまでの引力に晒される怖さと快楽を、語彙力がないからエロさというしかないんだけど、多分今までに感じたことがないような感覚だからぜひ感じ取って欲しいという話です。きっと、心臓が痛くて甘くて苦しいよ。
◆『テンカウント』宝井理人
http://amzn.to/2wHBFne Amazonよりあらすじ引用
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「黒瀬くんといると、少しだけ
普通の人になったみたいに錯覚する」
潔癖症の社長秘書・城谷は
偶然出会ったカウンセラーの黒瀬から、
潔癖症を克服するための
個人的なカウンセリングを受けることになる。
10項目を1つずつクリアする療法を進めるうち、
次第に黒瀬に惹かれていく城谷だが……?
無愛想なカウンセラーと潔癖症の社長秘書、
センシティヴな恋のセラピー。
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きました。本命。
あまりに好きすぎてYOUTUBEでテンカウントについて語りまくってたら
一部のファンの方の中で大山のYOUTUBEのキャプチャが「宝井先生本人」として
出回り、宝井先生ご本人のお耳にも入ったらしく、その動画は削除させてもらった何てこともありました。(宝井先生、あの時は本当にご迷惑をおかけしました)
この作品のスンバラシイところは、私がオススメするにしては肌の露出が少ないこと!(おい)
まぁ〜〜〜『雄っぱぶ』とか紹介してる私なので、みんなどうせ大山はエロばっか読んでると思ってるんでしょ!失敬な!!
・・・うるせーー!読んでるBL漫画の99.8%はエロだよ!!!
なんかエロがないと損した気分になる(?)じゃん!?
でもね、この『テンカウント』に関してはエロじゃなくてもいいんです。
むしろ、潔癖症の主人公の話なので、常にかっちりとスーツを着込んでいて極端に露出は少ないし、手も直接は物に触れたくないがために手袋に覆われています。
他人との接触はNG。コーヒーカップの回し飲みもNG。そんな状態で何をどうやって恋愛に発展するんだ・・・?と、お思いですよね?ね??
騙されたと思って一気に5巻まで買っておしまいなさいよーー!!??
これはね、1巻だけじゃダメなんです。
2巻、3巻、4巻、と、続けて読んで行くことで最高に精神が削られ、1本の細い糸になって張り詰めた状態で、何かに縋ることも許されず満身創痍になったところで自ら落とし穴に落ちて行くような、現世のこだわりを全て投げ出して気持ちよくなる感覚を楽しんで欲しいんです。
すごく美しい絵柄で、繊細で、淡白で、清廉な感じのキャラクターなのにも関わらず、
黒瀬も城谷も、その綺麗な表面の下は存外ドロドロしています。
外側の世界ではなく自分が一番汚いと感じている心の大きな傷が潔癖症として現れている城谷の本質に気がつき、自分しか彼を救えないと思い込んで徹底的に自分に依存させようと根回しする黒瀬の無表情に隠されたどす黒い執着心が城谷にとっての精神的支えとなって見事に利害が一致し共依存の関係になる二人。
色々なもののタガが外れ、汚さをさらけ出してもっと暴いて欲しいと望んでしまった時、最初の慎ましやかさとの対比もできないぐらいにぐずぐずに乱れ、
欲しいけど、汚したくない。触って欲しいけど、触られるのは怖い。理性を無くし乱れでいる自分を、理性的な自分が見つめて戒める背徳にどうしようもなく恍惚してしまう城谷の、禁欲から解き放たれたエロさ!!(結局エロかい)
直接的描写というよりも、特に城谷の過去から見られる禁欲的であらなければならないと
自分に強いてきた性格が、あらゆる葛藤の末についに解放されるというこの情報的エロさ(!?)がたまらんのですよ!!本番が来るまでにズーーーーーッと禁欲的に、ギリギリ腕からすり抜けて行く城谷さんばっかり見てきたもんだから。しかも、潔癖になってしまうほどに苦しい子供の頃からの自己嫌悪を知ってしまってるわけだから、より一層、黒瀬という名の落とし穴に自ら落ちる瞬間というのは印象的に、生 き て 来 る ん で す よ!!(号泣/CV:松岡修造)
はぁ、はぁ、ハァーーーー(息切れ)・・・読もう。読み直して来る。
何がいいたいかって、重要なのは直接的なエロさじゃないんだ。精神を全部裸にされたような丸腰の過敏な状態での、暴力的なまでの引力に晒される怖さと快楽を、語彙力がないからエロさというしかないんだけど、多分今までに感じたことがないような感覚だからぜひ感じ取って欲しいという話です。きっと、心臓が痛くて甘くて苦しいよ。
このブログを書いた人
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大山 莉加執行役員 » 詳細プロフィール
ラクジョブ運営会社ビ・ハイア株式会社のBLofBLにして、千葉出身の東京都港区民。肉食系女子に見せかけたBL。BL好きのコスプレイヤーと思いきや日本で最もアニメゲームマンガ業界の案件情報、ビジネスマッチングに優れてるのでは・・・と思わせる情報量。彼女のおかげで倒産の危機を乗り切ったり、突然ラインが空いた!!という悲劇を乗り切ったアニメゲームマンガ業界の社長も多い。