2017.07.13 【大山のBL語り】第5回『いじわるな悪魔』いさか十五郎
大山のBL語り 第5回
◆『いじわるな悪魔』いさか十五郎
http://amzn.to/2udT4WG
Rentaよりあらすじ引用
—
大学生の八田は、同じマンションに住む元サッカー選手の牧山に食事に誘われ部屋に入るが、自分の方が食べられてしまった。
牧山は女性との噂が絶えない華やかな芸能人、地味な自分とは違う。分かっていても、恋愛に不慣れな八田は溺れてしまう。
そんな八田をからかうように、牧山は恥ずかしい事を要求し、激しく身体を求めてくる。
抱かれる度に敏感になり、悶えさせられる八田だったが、内心は遊ばれているだけ、と切ない。
心まで満たされたい八田の願いは叶うのか――?
—
まずあらすじの
「食事に誘われ部屋に入るが、自分の方が食べられてしまった。」のパワーワード感すごい。
でも、全くその通りだからもっとしゅごい・・・!!
いさか十五郎先生の作品は、ノンケが性の差を乗り越えてエッチするまでのハードルが極限に低いことが特徴です。多分ハードルどころか地面にめり込んで穴みたいになってて男同士ペアで落ちたその下はヤらないと出られない部屋にでもなっているんでしょう。
本作の攻、牧山も女性と付き合ってる遊び人描写めちゃくちゃあるし、受の八田君も特にゲイ描写もないし牧山の「八田君だって男とするとは思ってなかったでしょ?」という台詞でもわかるようにお互いノンケ同士なんですが、この二人、出会って7ページでもうキスするし12ページでは受から了承してもう挿入してます。
忘れちゃいけないけど、BLはファンタジーです。
現実にこんなことがあったら同じマンションのレイプ魔まじ怖いのでほんと気をつけましょう。
よく、こういうファンタジー作品に対して「なんでいきなりヤられて好きになるのかわからない」「ストーリーが浅い」などと文句を垂れる読者もいますが、そんなん現実の恋愛でも全てが論理的に裏付けがあって人を好きになるわけじゃないからな!?なんか雰囲気に飲まれてヤっちゃったけど優しくしてもらったしちょっと嫌じゃないと思っちゃってる〜みたいなところから始まる恋愛だっていいじゃないか!そういう頭の悪い恋愛も楽しめるから漫画は素晴らしいんですよ!自分だったら絶対嫌だなというシチュエーションを美男同士で再現して見せてくれてるんだからバカになって楽しもうぜ!と、声を大にして言いたい!これはそういう漫画です!
そんなこんなで次の日にはもう八田君は牧山さんにメロメロになってます。初めて男に掘られたにもかかわらず、もう次を期待しています。
そこがBLファンタジーの素敵なところです。倫理観はかなぐり捨ててIQ2になって楽しむのが趣味ってもんです。我々はノーダメージで壁とか観葉植物として間近で今まさに恋に落ちようとしてるホモを愛でることができるなんて最高じゃないか。
それから八田君は牧山さんに好かれようとめちゃくちゃ努力します。
長身で素材はいいものを持っている八田君だけど、いかんせん地味な大学生。
知らなかったとはいえ元サッカー選手でたまにモデルの仕事もしてるようなモテ男、牧山さんに今のままの自分では釣り合わない!と髪の色を変え、服を変え、牧山さんにピアスを開けてもらうなど、従順で言いなりでとっても健気。好かれようと頑張る八田君本当に可愛いし、実際コミックス後半になるにつれてどんどん垢抜けてカッコ可愛くなっていきます。個人的にカーセッの時の八田君最強に可愛くてたまらんオブたまらんで賞受賞。
実際、牧山さんも作中で八田君のこと可愛くってしょうがないって何度もいうし、浮気もせず飽きないでそばに置いてるということ自体もう虜やんけというのが読者から見たら丸わかりなんですけど、八田君の気持ちもわかる。遊び人で有名で、何もかもスマートでかっこいい牧山さんが自分のことなんか本気になってもらえないだろうし、言ってること全部余裕のリップサービスに聞こえるんだよな。
じゃあ何があったら本当に好きになってもらえてるのか?なんて指標はないんだけど、漠然と不安で、でもそんなこと言ったら嫌われるかもしれないと思うと言い出せなくて・・・という二律背反な感じ、これにはすごく覚えがあります。相手がすごい人だからなのではなく、八田君は自分に自信がないんです。今回はたまたま相手が牧山さんっていう有名人だっただけで、八田君が自分に自信を持って、愛されることを受け入れられなかったら誰が相手でも人に合わせて自分を変えても変えても、不安しか残らないでしょう。
でもね、気づいて欲しい。牧山さんは「好き」なんて幼稚で子供っぽいストレートな言葉は言わないまでも、「可愛い」とか「今の俺だけ見て」とか「俺以外とキスするな」とか言うし、
その言葉の通りものすごい数、キスしてきます。しまくってます。本編だけで大山調べで33回はキスしてました。(耳チューも入れると50回近くしてる)
私、美しいベロチュー作画厨でもあるので(下手するとおセッのシーンより好き)そう言う意味でもキス過多な本作が大好きです。
最後にこの2人がどうなるかは実際に漫画を買って読んでください。難しいこと考えず、「相手に好きになって欲しい!」って言う気持ちだけで一生懸命行動する可愛い男子を見ると癒される。これは心理。
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Rentaよりあらすじ引用
—
大学生の八田は、同じマンションに住む元サッカー選手の牧山に食事に誘われ部屋に入るが、自分の方が食べられてしまった。
牧山は女性との噂が絶えない華やかな芸能人、地味な自分とは違う。分かっていても、恋愛に不慣れな八田は溺れてしまう。
そんな八田をからかうように、牧山は恥ずかしい事を要求し、激しく身体を求めてくる。
抱かれる度に敏感になり、悶えさせられる八田だったが、内心は遊ばれているだけ、と切ない。
心まで満たされたい八田の願いは叶うのか――?
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まずあらすじの
「食事に誘われ部屋に入るが、自分の方が食べられてしまった。」のパワーワード感すごい。
でも、全くその通りだからもっとしゅごい・・・!!
いさか十五郎先生の作品は、ノンケが性の差を乗り越えてエッチするまでのハードルが極限に低いことが特徴です。多分ハードルどころか地面にめり込んで穴みたいになってて男同士ペアで落ちたその下はヤらないと出られない部屋にでもなっているんでしょう。
本作の攻、牧山も女性と付き合ってる遊び人描写めちゃくちゃあるし、受の八田君も特にゲイ描写もないし牧山の「八田君だって男とするとは思ってなかったでしょ?」という台詞でもわかるようにお互いノンケ同士なんですが、この二人、出会って7ページでもうキスするし12ページでは受から了承してもう挿入してます。
忘れちゃいけないけど、BLはファンタジーです。
現実にこんなことがあったら同じマンションのレイプ魔まじ怖いのでほんと気をつけましょう。
よく、こういうファンタジー作品に対して「なんでいきなりヤられて好きになるのかわからない」「ストーリーが浅い」などと文句を垂れる読者もいますが、そんなん現実の恋愛でも全てが論理的に裏付けがあって人を好きになるわけじゃないからな!?なんか雰囲気に飲まれてヤっちゃったけど優しくしてもらったしちょっと嫌じゃないと思っちゃってる〜みたいなところから始まる恋愛だっていいじゃないか!そういう頭の悪い恋愛も楽しめるから漫画は素晴らしいんですよ!自分だったら絶対嫌だなというシチュエーションを美男同士で再現して見せてくれてるんだからバカになって楽しもうぜ!と、声を大にして言いたい!これはそういう漫画です!
そんなこんなで次の日にはもう八田君は牧山さんにメロメロになってます。初めて男に掘られたにもかかわらず、もう次を期待しています。
そこがBLファンタジーの素敵なところです。倫理観はかなぐり捨ててIQ2になって楽しむのが趣味ってもんです。我々はノーダメージで壁とか観葉植物として間近で今まさに恋に落ちようとしてるホモを愛でることができるなんて最高じゃないか。
それから八田君は牧山さんに好かれようとめちゃくちゃ努力します。
長身で素材はいいものを持っている八田君だけど、いかんせん地味な大学生。
知らなかったとはいえ元サッカー選手でたまにモデルの仕事もしてるようなモテ男、牧山さんに今のままの自分では釣り合わない!と髪の色を変え、服を変え、牧山さんにピアスを開けてもらうなど、従順で言いなりでとっても健気。好かれようと頑張る八田君本当に可愛いし、実際コミックス後半になるにつれてどんどん垢抜けてカッコ可愛くなっていきます。個人的にカーセッの時の八田君最強に可愛くてたまらんオブたまらんで賞受賞。
実際、牧山さんも作中で八田君のこと可愛くってしょうがないって何度もいうし、浮気もせず飽きないでそばに置いてるということ自体もう虜やんけというのが読者から見たら丸わかりなんですけど、八田君の気持ちもわかる。遊び人で有名で、何もかもスマートでかっこいい牧山さんが自分のことなんか本気になってもらえないだろうし、言ってること全部余裕のリップサービスに聞こえるんだよな。
じゃあ何があったら本当に好きになってもらえてるのか?なんて指標はないんだけど、漠然と不安で、でもそんなこと言ったら嫌われるかもしれないと思うと言い出せなくて・・・という二律背反な感じ、これにはすごく覚えがあります。相手がすごい人だからなのではなく、八田君は自分に自信がないんです。今回はたまたま相手が牧山さんっていう有名人だっただけで、八田君が自分に自信を持って、愛されることを受け入れられなかったら誰が相手でも人に合わせて自分を変えても変えても、不安しか残らないでしょう。
でもね、気づいて欲しい。牧山さんは「好き」なんて幼稚で子供っぽいストレートな言葉は言わないまでも、「可愛い」とか「今の俺だけ見て」とか「俺以外とキスするな」とか言うし、
その言葉の通りものすごい数、キスしてきます。しまくってます。本編だけで大山調べで33回はキスしてました。(耳チューも入れると50回近くしてる)
私、美しいベロチュー作画厨でもあるので(下手するとおセッのシーンより好き)そう言う意味でもキス過多な本作が大好きです。
最後にこの2人がどうなるかは実際に漫画を買って読んでください。難しいこと考えず、「相手に好きになって欲しい!」って言う気持ちだけで一生懸命行動する可愛い男子を見ると癒される。これは心理。
このブログを書いた人
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大山 莉加執行役員 » 詳細プロフィール
ラクジョブ運営会社ビ・ハイア株式会社のBLofBLにして、千葉出身の東京都港区民。肉食系女子に見せかけたBL。BL好きのコスプレイヤーと思いきや日本で最もアニメゲームマンガ業界の案件情報、ビジネスマッチングに優れてるのでは・・・と思わせる情報量。彼女のおかげで倒産の危機を乗り切ったり、突然ラインが空いた!!という悲劇を乗り切ったアニメゲームマンガ業界の社長も多い。