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※ここからは完全に趣味です。

◆『錆びた夜でも恋は囁く』おげれつたなか
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Amazonよりあらすじ引用
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真山(まやま)は中学の同級生・弓(ゆみ)と再会した。
彼氏持ちと知っても、弓に惹かれる真山だが、彼が恋人に殴られているのを知り……。
二ヶ月連続刊行第一弾!
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おげれつたなか先生、一般向け漫画デビューが決まったそうでおめでとうございます！！
おげれつたなか先生といえば受が鼻水出すほどヨがる本能丸出しエッチが見所ですが、
この作品はエッチ描写ももちろん健在ですがどちらかというと心を癒すことを念頭に置いた上での交わり、という感じがして初めて読んだときは衝撃でした。

弓のDV彼氏のかんちゃんのせいで序盤辛い描写がたくさん続くんですが、
それが後の真山と弓のエッチとの対比に効いてくるので、本当に心の声に従って
自分の幸せな方にいくのって大事だなと。あぁ、本当に弓幸せになってくれてよかった。

弓は、派手めな容姿をしているしそれなりに整った顔してると思うんだけど
基本的に優しいし自分のことより他人を大事にしちゃう人なんですよね。
着る物に執着がなくていつも同じ服を着てることとか、日々の生活に困らないなら
アルバイトでいいやと思ってそうなところとか、自分を必要としてくれているならかんちゃんの近くにいてあげようと思っていそうなところとか。本当に無意識に自己犠牲してしまってる感が滲み出ているんですけど、そのただ一つの例外が真山なんですよね。
真山だけは、自分から欲しいと思ってしまう対象だったから、怖くなって離れようとしたし
真山の連絡先が入っているもう使えない携帯電話をずっと持ち続けていたり。

真山も、弓と連絡がつかなくなった期間は他人に全く興味も
なかっただろうし、勉学とか自分を高めることだけに集中していたからコミュ障のまんまだったんだろうなと考えると、見た目は真逆だけど真山と弓は根底の考え方はすごく似ていて
お互いがお互い唯一欲しいものなんだろうと考えたら半端なく尊い・・・。

私的にはDV彼氏のかんちゃんが本当に大好きなので、かんちゃんが主人公のスピンオフ
『恋愛ルビの正しいふりかた』を読んでいただきたい。
DVする側のかんちゃんも、弓のことが本当に好きだったし弓を幸せにしたいと思っていたんです。頑張りすぎちゃったんですよね。弓もそれをわかっていたから、いてあげたいって思ってたんでしょう。みんないいやつだよ・・愛しいよ・・（号泣）