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2017.07.20 【大山のBL語り】第8回『囀る鳥は羽ばたかない』ヨネダコウ

大山のBL語り 第8回!
※ここからは完全に趣味です。
◆『囀る鳥は羽ばたかない』ヨネダコウ
https://goo.gl/cXaWX3 Amazonよりあらすじ引用


ドMで変態、淫乱の矢代は、真誠会若頭であり、真誠興業の社長だ。
金儲けが上手で、本音を決して見せない矢代のもとに、百目鬼力が付き人兼用心棒としてやってくる。
部下には手を出さないと決めていた矢代だが、どうしてか百目鬼には惹かれるものがあった。
矢代に誘われる百目鬼だが、ある理由によりその誘いに応えることができない。
自己矛盾を抱えて生きる矢代と、愚直なまでに矢代に従う百目鬼。
傷を抱えて生きるふたりの物語が始まる!


福山雅治さんが最近一押しのBL漫画として、ご自身のラジオで紹介されていたことでも話題の、『囀る鳥は羽ばたかない』を今日は紹介したいと思います!

福山さんは現在BL勉強中で、この間は菅田将暉君とのBL妄想をラジオで話していましたが、今回『囀る鳥は羽ばたかない』を実写化したらどんな俳優さんが集まるかなぁとワクワクしながら考えていたそうで、ましゃは我々アラサーのアイドルなだけではなく、腐女子までも救ってくださるサンクチュアリィになろうとしているとか一体どんな聖母だよ!?

そんなん、実現したら福山雅治の純粋なファン、『囀る鳥は羽ばたかない』ファン、福山雅治結婚前にずっとましゃと晴彦のアッーー視点で見ていた腐女子、ヤクザなおっさんたちがイチャイチャするのが好きな特殊性癖女子全てが救われるし戦争も終わるし世界は平和じゃん!?これに全部当てはまる私みたいな人間は福山雅治に跪き崇めて奉る以外の選択肢がないです本当にありがとうございます。

さて本編は現在4巻まで刊行しています。
ヤクザの事務所・そこの若頭の学生時代からの親友影山が営む小さな医院を主な舞台として、恋とか愛とかだけでは語れない人間模様と自己矛盾、感情と理性、仕事と建前。そんなものが渦巻いては消化しきれず滞留している中を必死にもがきながらも、一番深淵な自分の正体にたどり着こうとしている人たちを描く、BLという枠を超えた深く重く、それでいてライトに読ませる実力ある作家さんの作品です。

ヨネダコウ先生の本はほとんど読んでいるので、私の好きな作家さんだからという贔屓目を差し置いて見ても、人物造形に徹底して深みを持たせることで、その周りで起きているややこしい状況設定とかの説明をあえてせずとも、主人公に投げかけられるセリフ、心理描写によって引き込まれつつ全体を把握できる構造になっているのが秀逸です。文学部出身の私としては、短いセリフのセンテンスに何重もの意味を持たせられるような、流れるようでいてふと心の片隅に引っかかって残るような、圧倒的な言葉運びのセンスには毎回しびれます。

あらすじには、「ドMで変態、淫乱の矢代」と書いてありますが、これだけ見ても矢代さんの魅力は伝わりません。
ドMで変態で淫乱な若頭。言葉ヅラだけならまさしくそれが矢代さんなんだけど、その表面的な評価を認識させるに至った要素は矢代がヤクザ社会で生き抜いていくに当たって作り上げて来た外面でもあり、同時にそれだけではない幼少の頃から作り上げられて来た内面の疼きが漏れ出て表出している点もあります。
何よりドMで変態で淫乱なだけでは若頭にまで上り詰められないだろうという内面外面両方をのぞいている読者だからこそ感じる凄みと説得力があります。矢代さんも百目鬼もすごい過去を持ってて、それを通って来たからこそのこのキャラクターになったのかと考えるともう正直しんどいしネタバレできないでこのしんどみを表現することは難しいからぜひ漫画読んでほしい。これはもう、BLの域を超えたヒューマンドラマですよ。高杉良とか池井戸潤とか山崎豊子が原作でもおかしくないぐらい厚みのある話です。(ただし顔芸はほとんどないし、漫画なのに感情の起伏は少なく、しっとり静かに進みます。だがそれが世界観にあっていてとてもいい。いい。とても。)

まぁ、彼らの過去とかの厚みのある話を全部取っ払って、「一線は超えないインポの付き人×付き人以外にビッチなインテリヤクザの若頭」って、書いて見ただけでも萌えるんですけどね正直。黒い世界にあって、プラトニック・・・!男だらけのドロドロした嫉妬と陰謀と欲が渦巻く中でこのカップリング・・・!勃たないチンコを尺ることあれど、一線は超えず立場をわきまえながら、お互い想いを烟らせていく感じ。

二人は暗に惹かれあっているようにも見えるのですが決定的な言葉は今までなく、恋愛という甘い世界とはかけ離れたところで生きている(あえて避けている?)感もあるので、4巻時点でまだ今後どうなるのーーー!?ってなってます。4巻の終わり方が秀逸すぎて「アァーーッ!んウォオーーン!!続きツヅキー!(CV:ニャンちゅう)」って脳内で転げまわりました。

つまり、二人のターニングポイントは、インポが治ってしまったら?あるいは若頭じゃなくなるとか組織を抜けることになってしまったら?というところにあって、このいずれかが起きるとき、今後大きな動きがありそうです。それぞれが思い過去を引きずっているにもかかわらず、、組織の役割を全うすることによって、やっと大人の顔をして立っているようなものだから、その関係性が崩れる何かが起きた時に、感情の発露があるのかと、、想像するに、ゾクゾクしますね・・・。


ところでさ、もしましゃの鶴の一声でこれ実写化したらましゃ出るの?
ましゃ出るとしたら個人的には医者の影山役あたりでお願いします。すっごい真顔で
「ここだけの話、俺は火傷フェチだ。火傷の痕を見るとムラムラして夜も眠れん」ってチョーーーーーーーーーーーーーー言ってほしい!HEAVEN・・・

このブログを書いた人

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大山 莉加執行役員 » 詳細プロフィール

ラクジョブ運営会社ビ・ハイア株式会社のBLofBLにして、千葉出身の東京都港区民。肉食系女子に見せかけたBL。BL好きのコスプレイヤーと思いきや日本で最もアニメゲームマンガ業界の案件情報、ビジネスマッチングに優れてるのでは・・・と思わせる情報量。彼女のおかげで倒産の危機を乗り切ったり、突然ラインが空いた!!という悲劇を乗り切ったアニメゲームマンガ業界の社長も多い。

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